AWSがアルゼンチンで3箇所のデータセンター用地を取得
AWSは、アルゼンチンのバイアブランカ近くの3つのサイトで合計140ヘクタール(346エーカー)の土地を取得しました。
ローカル紙La Nuevaの報告によると、区画は都市から通じる高速道路33、51、3沿いに位置しています。各エリアのコードネームは「Tango Sur」、「Tango Centro」、「Tango Norte」となります。
バイアブランカの Héctor Gay市長は、新聞のインタビューで「 Amazonは 木曜日(10月24日)の取引完了後に、1年のプロジェクトを始めようとしている」 と打ち明けました。 このプロジェクトには推定8億ドルの費用がかかり、政府はおよそ4億ドルを投入すると考えられています。
隣国チリとの競合
アルゼンチンは今年初めに「 Knowledge Economy Law(知識経済法」を可決しました。これは同国に進出するハイテク企業に寛大な減税を約束する法案です。AWSに対しては15%の所得税率と、より安価なエネルギーおよび人件費が適用されます。
以前報告したように、アルゼンチンはAWSの誘致において隣国チリと対決していました。同社は、チリの Felipe Larraín Bascuñán 財務相が2018年7月に発表した「デジタル経済」に対する課税の方針に思いとどまったのかもしれません。
チリの法人税率は25%で、アルゼンチンの新しい技術税よりも10%高くなります。
何処でも似たような話が
最近では、AWSはクラウド施設を拡張する際に、各地域で税控除の恩恵を受けています。
先週オレゴン州当局は同社に対し15年間に渡る固定資産税の減税に同意しました。現在、AWSにはワシントン国境付近にいくつかの施設が計画されています。
Google、Apple、およびFacebookも同地域にセンターを建設しています。州の誘致施策をうまく活用した有利な税率が多くの投資を促しています。
Data Center Dynamics
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