Digital Realty、韓国に第2のデータセンター(64MW)を建設

Digital Realty(NYSE: DLR)は韓国のソウルにおいて、最大64メガワットのIT容量開発のための土地区画取得を発表しました。この土地はソウル北西部の金浦市 九老洞 に位置し、同社の韓国における最初の施設「デジタルソウル1」(ICN10)から約23kmの場所に現在建設中で2021年第4四半期に引き渡し予定です。

新しい複数階施設であるデジタルソウル2(ICN11)は、面積97万平方フィート、2023年前半までには完全に稼働し国内外の企業が韓国全土でデジタル機能を拡張するための機会を増やすことが期待されています。このキャリアニュートラルなキャンパスは、業界最大規模のオープン・ファブリック・オブ・ファブリック開発における重要な構成要素となり、24カ国47都市で4,000人以上が参加するPlatformDIGITAL®上の豊富なコネクテッド・データ・コミュニティへのアクセスを提供します。

今回の開発は、今年初めにDigital Realityが発表した「オープンインターコネクションのための業界マニフェスト」に示されているように、デジタルビジネスの機会を拡大し価値を生み出すために、世界中の主要ハブにおいて、オープンで安全かつダイナミックに接続されたデータコミュニティの新時代を構築するという幅広いビジョンの一環です。業界との協力的なアプローチは多国籍企業のハイブリッドITやセキュリティとより密接に連携することで、デジタルトランスフォーメーションにおけるレガシーな障壁を取り除くことを目的としています。

Digital RealityのCEO、A.W.スタインは以下のように述べています。「韓国は世界有数の経済大国であり、世界の大手企業の顧客やサービスプロバイダーのカバレッジ、容量、接続オプションを拡大する重要な機会となっています。当社の継続的な投資は、ローカル顧客・グローバル顧客のデジタルトランスフォーメーション戦略を可能にするキャリアニュートラルなソリューションの提供を支えています。」

同社の Data Gravity Index DGx ™は、Forbesのグローバル2000企業が2024年までに53の都市でデータの集約と交換のために毎秒620TB以上の速度でストレージを追加すると予測しており、アジア太平洋地域はすべての地域で最も急速な成長を遂げると予想しています。特にソウルは、銀行・金融サービス業を中心に、企業のデータ交換が大幅に増加することが予想されます。

APACマネージング・ディレクター、マーク・スミスは次のように述べています。「韓国は、世界的なサービスプロバイダーやストリーミングサービス、ゲーム会社に牽引され、この地域で最も急速に成長しているデータセンター市場のひとつです。韓国は世界のデジタルステージをリードするプレイヤーであり、5G、ビッグデータ、人工知能への新たな『デジタルディール』投資により、高度に接続されたデータエクスチェンジセンターへの需要が高まることを期待しています」

Digital Reality韓国カントリーマネージャー ジェイ・ウィオン・キムによればの「ICN11の立ち上げは、韓国における当社の市場戦略の重要な一部であり、急速に高まる需要に対応し、地域全体のお客様に価値をもたらすために大きく貢献することが期待されています。世界で最も革新的な経済大国の一つである韓国で、キャリアニュートラルなキャンパスを利用するお客様は、デジタルトランスフォーメーションの真の可能性を引き出すために、より大きなカバレッジ、容量、接続機能を利用することができます」

W.Media (Vincent Liew記者)より抄訳・転載

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