AWSがマレーシアのクラウドリージョンを立ち上げ

計画は昨年3月に発表

Amazon Web Services(AWS)が、マレーシアのクラウドリージョンの立ち上げを発表しました。

AWSのチーフエバンジェリストであるJeff Barrは、「本日、3つのアベイラビリティゾーンとap-southeast-5という名のAPIを持つ、AWSアジア太平洋(マレーシア)リージョンの一般提供を共有できることを嬉しく思います」と述べました。

このクラウドリージョンの計画が初めて共有されたのは、昨年3月でした。AWSはこの発表に続き、2037年までにマレーシアに60億ドルを投資することを約束しました。

AWSの推定によると、このクラウドリージョンは、マレーシアのGDPに約121億ドルを上乗せし、2038年まで年間平均3,500人の外部企業のフルタイム雇用をサポートするとのことです。

同社は、クアラルンプールの南に位置するサイバージャヤでも施設を開発していることが知られています。

APACにおけるAWSのライブクラウドリージョンには、シンガポール、ジャカルタ、ソウル、東京、ハイデラバード、ムンバイ、メルボルン、大阪、香港があり、タイでも新たなリージョンを展開しています。

クアラルンプール、ジョホール、サイバージャヤは、マレーシアの3つの主要データセンターハブです。

マイクロソフトは2021年4月、クアラルンプールにマレーシアのAzureリージョンを開設する計画を発表しました。これはまだオープンされていません。

Googleは、2022年8月にマレーシアのGCPリージョンの計画を発表し、今年初めには20億ドルの投資を行いました。

マレーシアではここ数年、データセンターへの投資が盛んです。シンガポールが2019年にデータセンター開発のモラトリアム(一時停止措置)を取ってから、その影響が及んでいます。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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