Meta 、インディアナ州ジェファーソンビルにデータセンターキャンパス開発

最大50年間の減税措置が認められる

Meta はインディアナ州ジェファーソンビルに新しいデータセンターキャンパスを建設します。

「Metaが ジェファーソンビルのコミュニティに参加することを発表できることを嬉しく思います!ここが最新のデータセンターの拠点となり、米国で18番目、世界で22番目のデータセンターとなります」とFacebookの親会社は今週発表しました。

クラーク郡 ジェファーソンビルはオハイオ川沿いのインディアナ州南境に位置します。川の南側にはケンタッキー州ルイビル市があります。

同社は8億ドルを投資し、約70万平方フィート(6万5030平方メートル)に及ぶ敷地を開発する予定です。River Ridge Commerce Center工業団地に位置する619エーカーの敷地は、再生可能エネルギーに支えられ、LEEDゴールド認証を受ける予定です。

「インディアナ州、そしてジェファーソンビルを新たな本拠地とできることを嬉しく思います。この地で積極的な役割を果たし、コミュニティの長期的な活性化に投資することを約束します」と、Metaのデータセンターコミュニティおよび経済開発担当ディレクター、Brad Davisは語りました。「ジェファーソンビルは、インフラへのアクセスの良さ、人材の豊富さ、素晴らしいコミュニティパートナーのおかげで、当社の最新データセンターの立地として際立っていました。私たちをここまで導いてくれたすべての人に感謝します」

Meta は今月から建設を開始し、2026年にはデータセンターが稼動する予定としています。

レンダリングによると、Metaは以前の2棟からなる 「H」のデザインを取りやめ、おそらくAIに焦点を当てた軸の一部としているようです。Turner は、このプロジェクトの建設パートナーに任命され、建設中はプレハブのモジュラーアセンブリと設備を使用すると述べています。

インディアナ州知事の Eric Holcomb は、「本日は、River Ridge Commerce Centerへの新たな大規模投資を歓迎する、インディアナ州と南東地域にとって素晴らしい日です。データストレージ、半導体、エネルギー、電気自動車といった重要な分野の成長を誘致し、未来の産業を育成するインディアナの取り組みは、すでにフージャーの人々に利益をもたらしています。Meta をインディアナに迎えることができ、ジェファーソンビルとインディアナ南東部の成長における同社のパートナーシップに期待しています」と語りました。

このプロジェクトでは、開発期間中に1,250人以上の建設スタッフが現場で働き、操業開始後は100人の常用雇用を創出する予定です。

Indiana Economic Development Corporation(インディアナ州経済開発公社)は、Metaに対し、最低8億ドルの適格資本に対する35年間のデータセンター売上税免除を許可しました。また、その期間内に8億ドルの適格投資を行うごとに、さらに5年間の免税措置が適用され、最長で合計50年間の免税措置が適用さ れます。ジェファーソンビル市とRiver Ridge Development Authorityは、さらなる優遇措置を提供すると報じられています。

ジェファーソンビル市長のMike Moore氏は、「ジェファーソンビル住民を代表して、Metaを私たちのコミュニティーに正式に歓迎できることを嬉しく思います。River Ridgeは、この619エーカーの敷地を大企業のために保存してきましたが、Metaの投資と私たちのコミュニティへのコミットメントは、この戦略が実を結んでいる証拠です。この新しいデータセンター周辺の経済活動は、私たちの経済のあらゆる部門を支えるでしょう。私たちは、Metaをジェファーソンビルに誘致するために尽力してくれたすべての人々に感謝しています」。と述べました。

これはMetaが2024年に発表した最初の大規模データセンター開発プロジェクトです。2022年後半、AIハードウェアへの対応を強化するための再設計の一環として約12のプロジェクトを一時停止した後、2023年にMetaはミネソタ州テキサス州で新しいデータセンターキャンパスを発表または申請し、ミズーリ州で数百エーカーの土地を取得し、イリノイ州でキャンパスを立ち上げました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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