OoredooがカタールでAIクラウドを開始

Nvidia Hopper GPUをベースにしたクラウド

カタールの通信会社Ooredooが、同国でAIクラウドの提供を開始しました。

このプラットフォームはNvidia Hopper GPUをベースにしており、カタール国内のデータセンターでホストされています。

Ooredooは、導入したHopperチップの数や、チップがH100なのかH200なのかについては明らかにしていません。DCDはより詳しい情報を問い合わせています。

Ooredoo QatarのSheikh Ali Bin Jabor Al-Thani最高経営責任者(CEO)は、「我々はこの世界クラスのAIインフラをカタールに導入し、当社の顧客が野心を現実のソリューションに変えるために必要なツールを提供できることを誇りに思います」と述べました。

また、Nvidiaとのパートナーシップにより、さまざまな顧客に対してより幅広いAIの利用が可能になるとし、「これにより経済成長を促進し、市民の体験を向上させ、地域におけるデジタル・リーダーとしてのカタールの地位を強固なものにすることができます。」と付け加えました。

OoredooはNvidiaのパートナーとして、Nvidia AI Enterpriseプラットフォームへのアクセスをさらに顧客に提供します。

このAIクラウドプラットフォームは、現地のデータセンタープロバイダーであるSyntysによって運営されています。Syntysは、Iron Mountainからの投資を受け、今年3月にOoredooから独立しました。

Syntysのウェブサイトにはデータセンターの詳細は記載されていませんが、ブランド変更前のOoredoo Groupはカタール、クウェート、オマーン、イラク、チュニジアで26のデータセンターを運営していました。DataCenterMapには、カタールのドーハにある4つのOoredooデータセンターが掲載されています。

Syntysは設立当初、10億ドルの初期資本でデータセンターの容量を120MW以上に拡大する野心を持っていると述べていましたが、それ以上の情報は公開されていません。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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