フィリピンに300MWのデータセンター・キャンパス計画

Endec GroupがNarra Technology Park開発のリース契約に調印

フィリピンで、300MWのデータセンター・キャンパスが計画されています。

Philippines News Agency  などによると、マニラを拠点とする建設エンジニアリング会社のEndec Groupは、Narra Technology Park開発社とともに、ニュークラークシティ(NCC)内の、47ヘクタールの敷地のリース契約に調印しました。

NCCのクラークサイエンスシティ地区に計画されているNarra Technology Parkには、300MWのハイパースケール・データセンター・キャンパスが建設される予定で、100MWの3段階に分けて建設されます。第1フェーズの工事は8月に開始されると報じられています。

EndecのWilliam Johnson会長は、次のように述べています。「各段階に8億9000万ドルを投資し、最初の100MWは、2025年第4四半期に稼動する予定です。Narra Technology Parkは、ハイパースケールデータセンター市場において、フィリピンを地図に載せることになるでしょう。ターラックのNCCを、選んだ理由はいくつかあります。第一に、この地域に広大な土地があり、この規模のプロジェクトに必要な規模を実現することができました。第二に、NCCのマスタープラン環境は、近代的なハイパースケールデータセンターハブの開発に理想的な環境でした。」

マニラの北約130kmに位置するニュークラークシティは、タルラック州バンバンとカパスの町にあるクラーク経済特区内にあり、現在開発中の計画的コミュニティです。約9,450ヘクタール(23,400エーカー)に及ぶNCCは、BCDA(Bases Conversion and Development Authority)によって所有・管理されています。

Endecは、50年間のリース契約を結んだと報じられています。この47ヘクタールの土地は、BCDAがタルラック政府に割り当てた、NCCの50ヘクタールの土地の一部です。

昨年、Ferdinand R. Marcos Jr大統領は、EndecとDiode Venturesの2社が、NCCでのデータセンター開発について交渉中であると発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。

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