ブラジルのV.talがポルトアレグレに4MWのデータセンター計画中
ブラジルにもうEdge施設を計画、遅れていたフォルタレザ施設は来月に稼動予定
通信事業者GlobeNetの傘下にあるブラジルのファイバー企業V.talは、ポルトアレグレに新しいデータセンターを計画しています。
BNAmericasが最初に報じたところによると、同社はリオグランデ・ド・スル州で改修予定の建物を取得したとのことです。
「V.talは、事業者、プロバイダー、OTTの地域密着型の現実とリアルタイム体験の需要増に対応するため、ブラジルのいくつかの地域で拡張計画を維持しています 」と、今週LinkedInで述べています。「我々は既にポルトアレグレ市に4MWのエッジデータセンターを収容するための物件を取得しました。」
財務条件、場所、建物の大きさ、またはスケジュールについての詳細は公表されていません。
BTG Pactual Infrastructure Fund IIが所有するGlobeNetは、中南米に多数の海底ケーブルと、ブラジル、コロンビア、米国のニュージャージーとフロリダにケーブル陸揚げ局を所有する通信卸売事業者です。
今年初め、BTGはOi SAが保有する光ファイバーインフラ資産部門(現在のV.tal)の57.9%の持分を取得し、同社とGlobeNetの合併を計画しました。
両社は現在、ブラジルのフォルタレザとリオデジャネイロの2カ所、コロンビアのバランキージャ の1カ所の計3カ所のエッジを運用しています。
V.talはBNAmericasに対し、2021年9月に初めて発表したフォルタレザの第2サイトのエンジニアリング作業を90%完了したと述べています。
当初は2022年の第3四半期に立ち上げる予定でしたが、新施設の落成式は2023年1月に行われる予定で、4MWの容量と400ラックに対応する予定です。「ビッグ・ロブスター」と呼ばれるこの施設は、7,000平方メートル(75,350平方フィート)以上の床面積を持つ予定とされています。
バランキージャにある2つ目の施設も開発中です。この施設も2022年に稼働する予定でしたが、同社は新たな目標期日を明示していません。
V.talは先月、BTGが引き受けた増資とカナダ年金基金投資委員会(CPPIB)からの資金で25億レアル(4億7000万ドル)の資金調達を完了しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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