Digital Realtyが「不測の事態」によりダラスデータセンターへの1億ドルのアップグレードを縮小

代わりにキャリアホテル用地の「小規模改修」を完了

Digital Realtyが、テキサス州ダラスにあるデータセンターのひとつをアップグレードする計画を縮小したと報じられました。

Dallas Morning Newsなどの報道によれば、Digital Realtyは最近、ダラスの2323 Bryan Streetにあるデータセンターの拡張のために市と結んでいた2021年の税制協定の変更を申請したようです。

ダラス市が発表したメモによると、Digital Realtyは2323 Bryan Streetのビルを所有しており、2021年には1億ドル以上の資本増強を行い、人員とデータセンターの容量を拡大する予定だったとのことです。

メモには、「しかし、データセンターの容量拡大に関する予期せぬ事態と技術的な課題により、Digital Realtyは1億ドル以上の設備投資を進めるつもりはなくなった」と書かれています。その代わり、約1300万ドルの小規模改修を完了したようです。

2025年3月、Digital Realtyはテキサス州経済開発局に正式な要請書を提出し、以前に承認されたTexas Enterprise Fund(TEF)の資金援助を受けるために、契約を修正するよう求めました。Digital Realtyはテキサス州から2020-2021会計年度に200万ドルのTEF助成金を受け、当初のプロジェクトを支援していました。

26階建てのUnivision Toweに位置し、60以上の通信事業者が利用する2323 Bryan Streetは、ダラスの主要通信事業者ホテルです。Digital RealtyはDFW10施設としてこのサイトを運営しており、またEquinixやCyrusOneもこのビルで運営しています。

1983年頃に建設された GI Partnersは、2002年1月に42,180平方メートル(454,000平方フィート)のビルを取得し、2323 Bryanは投資会社がDigital Realtyを設立する際に使用したシード施設のひとつです。

DCDはDigital Realtyに問い合わせましたが、同社はコメントを拒否しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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