Diode VenturesとENDECがフィリピン・ニュークラーク市にデータセンターを計画中
フィリピンのルソン島に2つのデータセンターが建設されることが決定しました。
Philippine News Agencyは今週、フェルディナンド・R・マルコス・ジュニア大統領が ” ルソン島の2つのハイパースケールデータセンターの設立計画について歓迎した ” というニュースを伝えています。
インフラ開発企業のENDEC Development Corp.とDiode Venturesの2社が、この開発を計画しています。
ENDEC Groupは、マニラに本拠を置く建設・エンジニアリング会社です。DiodeはBlack & Veatchの子会社で、再生可能エネルギープロジェクトや データセンターの開発等を手がけています。なお、DiodeはENDEC Development Corp.の開発パートナーであると伝えられています。
両社は、タルラック州とニュークラーク市での開発について「継続的な交渉中」と伝えられています。ニュークラーク市は、マニラから北に100km以上離れた場所に位置し ています。
この開発に関するさらなる詳細は共有されておらず、両社とも公式な発表は行っていません。
「これは我々にとって重要なことです。デジタル化に関して、私たちは取り残されています。だからこそ、データセンター、光ファイバー、衛星の推進は、私たちの優先事項のひとつなのです」とマルコス大統領は述べています。
大統領通信庁(PCO)のCheloy Garafil長官によると、ENDECは2024年の第1四半期にプロジェクトを開始することを約束し、700MWのデータセンター運営を支える電力要件について、地元の再生可能エネルギー企業と連携するとのことです。
「ENDECによると、その運営によって国の電力網に影響が出ないように、別のエネルギー源を確保するとのことです」と、PCOのチーフは述べています。
Diodeは、台湾と日本でソーラーパークの開発を行っていますが、データセンターの開発については、これまでほぼ米国のみに留まっていました。同社はミズーリ州で複数のデータセンターパークを開発中で、最近ではデンバーの東に位置するコロラド州オーロラに「Rolling Pebble Technology Park」の計画を追加しました。
同社は、この320エーカーのパークは、”次のデータセンター・キャンパスにふさわしい、貴重でエキサイティングなロケーション “を提供すると述べています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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