ガーナ共和国の副大統領がTier IVのOnixデータセンターを開設

ガーナ共和国のマハムドゥ・バウミア副大統領は、首都アクラに12MWのTier IVデータセンターを開設したと発表しました。

この施設の建設を担ったOnix社は、南アフリカ以外のアフリカ大陸で唯一のキャリアニュートラルなコロケーションデータセンターであると主張しています。

African Infrastructure Investment Managers(AIIM)が所有するこのデータセンターは、グレーター・アクラ州アデンタン自治体のアムラヒアにあり、海外とのデータトラフィック用の海底ケーブル陸揚げ局に近い場所に位置しています。

同施設は、AIIMが2021年に取得した既存施設を拡張したものです。施設は170ラックの容量を持ち、最大680ラックまで増設可能と、ガーナ国内最大のデータセンターとなります。また、ガーナで唯一のUptime Institute認定の Tier IVデータセンターでもあります。

 GhanaWebによると、バウミア副大統領はAIIMを賞賛し、新データセンターはガーナのデジタル化を促進し、ガーナ経済をアナログからデジタルベースのものへと転換するという政府の目標達成を支援することになるだろうと予測しています。

副大統領は、データセンターを歓迎するとともに、National Digital Property Address System、Ghana-Card、Ghana.gov、モバイルマネー相互運用決済システム、Paperless Port System、ユニバーサルQRコードなどの政府の取り組みについて言及しました。

太陽光発電で一部まかなわれているこの施設は、もともとはEtix Everywhereと投資信託のNgoyaとAfrica Investment Group(AIG)のジョイントベンチャーでした。計画は2017年に発表され、当初は「Ngoya Etix DC」と名付けられていました。

その後、AIIMがOnix Accra 1と改名しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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