
Googleがオレゴン州のデータセンターをアップグレードへ
一部改修にゴーサイン
Googleは、オレゴン州に元々あったデータセンターをアップグレードします。
2006年に建設されたこの施設は、オレゴン州北部の都市ザ・ダルズの4200 Columbia Roadにあります。
Columbia Community Connection News(CCCN)の報道によると、Googleは5月8日に解体工事の許可を取得したとのことです。
解体工事では「Data Hall DLS 83」の外装インフラと内装が撤去されますが、データホールのコア構造とユーティリティプラントは残されるようです。
Googleの技術インフラ部門のPRマネージャーであるChirs Mussettは、「これは、古くなった機器を撤去するという定期的な計画の一部であり、私たちの製品とGoogle Cloudの顧客をサポートする新しいアップグレードを意図しています」とCCCNに語りました。
Googleは、ザ・ダルズでのプレゼンスを拡大してきました。この元の施設は2015年に拡張され、さらに2021年には2つの新しい建物のための税制上の優遇措置が認められています。
これらの動きは地元紙から見過ごされることはありませんでした。2021年、市は地元紙の「The Oregonian」が、施設の水使用に関するデータへアクセスするのを阻止するため、訴訟を起こしました。この訴訟は最終的に取り下げられ、ザ・ダルズ市の施設が市の水供給の4分の1以上を使用していることが明らかになりました。
3500 River Roadにはさらに2つの施設が追加され、2024年9月に建設が開始される予定です。
オレゴン州は、魅力的なデータセンター市場として、Amazon、Meta、Appleといった大手事業者を引き寄せています。4月には、データセンターがエネルギーインフラコストの公平な負担をするための法案が可決されています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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