NTTがウィーンのデータセンター拡張工事に着工

NTTは、オーストリア・ウィーンのデータセンターを拡張するプロジェクトに着手しました。

今回の拡張では、Vienna 1(ウィーン1)施設に約3,000平方メートル(32,300平方フィート)が追加され、8,600平方メートル(92,500平方フィート)へと広がります。施設容量は15.2MWとなり、拡張工事は2022年夏に完了する予定となっています。

「2022年の夏以降、私たちは15.2MWのIT容量をお客様に提供していく。オーストリアではデータセンターサービスへの需要は急速に高まってきており、当社はすでにさらなる拡張計画を模索している」NTT Ltd.オーストリアのノラ・ラウェンダーCEOはこのように述べています。

連邦政府は、このプロジェクトに対する412万ユーロ(480万ドル)の投資を約束しています。NTTは、「今後数年間、オーストリアへの継続的な投資を行っていく」と述べ、引き続き拠点を拡大していくとしています。

「デジタル化とデジタル技術は、わが国の競争力にとって決定的な意味を持ちます。そのため、投資ボーナスでは、特にデジタルおよび持続可能な変革への投資を支援しています」と、デジタル化・企業立地担当のマーガレット・シュランベック連邦大臣は述べています。「このプレミアムが十分に投資されていることがお分かりいただけると思います!私たちはこのようにして、オーストリアの全地域において、最高のビジネス拠点としてのオーストリアの地位と、オーストリアのすべての地域での雇用を確保しています」

NTTは、2015年にドイツのe-shelter社を米国の投資会社ABRYとe-shelter社のCEOであるRupprecht Rittweger氏が支配する不動産会社Investa Holdingから買収した際に、オーストリアのデータセンターを取得しました。NTTはウィーンのほか、ベルリン、ハンブルク、フランクフルト、ミュンヘン、スイスのチューリッヒにあるデータセンターを買収しました。NTTはその後2019年にe-shelterブランドを終息させました。

ウィーン施設のB棟は2019年11月にオープンしました。今年8月、同社はスイスの旧e-shelter施設の拡張工事に着工し、現在約4,500平方メートル(4万8,000平方フィート)の拡張を行っています。また、NTTはフランクフルト、ベルリン、ボンにあるドイツのキャンパスでも合計で30,000平方メートル(323,000平方フィート)の拡張を行っています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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