Bridge DCがクアラルンプールに48MW増設を発表

2025年には第1フェーズ16MWが稼動予定

Bridge Data Centresは、マレーシアのクアラルンプールにある既存のキャンパスを拡張する予定です。

ChinData が所有するこの企業は先週、686エーカーの4-IRムランティ・パークにあるMY03キャンパスで48MWの拡張計画を発表しました。

Bridge DCは、マレーシアの中央研究・技術革新商業化機関であるMalaysian Research Accelerator for Technology & Innovation (MRANTI)と、テクノロジーパーク内に3つの建物と132kV変電所を開発する契約を締結しました。

今回の拡張により、合計64MWのIT電力を提供することが可能となります。第1フェーズは2025年第3四半期までに16MWの供給準備が整う予定となっており、第2フェーズは2027年第4四半期までに運転を開始する予定となっています。

Bridge Data CentresのDz Shing Lim社長は次のように述べています。 「クアラルンプールでの事業拡大は、アジア太平洋地域におけるデータセンター・ソリューションのリーダーとしてのBDCの地位をさらに強化するものです。 この戦略的投資により、クラス最高のデータセンター・ソリューションでお客様の進化するニーズによりよく対応し、マレーシアのデジタルトランスフォーメーションのジャーニーに貢献することができます。MIDA、MRANTI、MDECの支援に感謝を申し上げます」

Bridge Data Centresの設計担当副社長であるTho Lye Yitは、「この最新鋭の施設は持続可能な機能、エネルギー効率の高い電力と冷却技術、中断のない運用と最適なパフォーマンスを保証する複数のネットワーク接続を特徴としています」と付け加えました。

Bridge DCは、2021年にMY03に最初の16MWのビルを建設する計画を発表しました。同社はサイバージャヤに2つの施設を運営しており、昨年にはジョホール州郊外にもデータセンターを開設しました。

また同社はタイにも施設を持ち、インドのナビ・ムンバイで20MWのデータセンターの開発をめざしています。

Bainは2019年にWangsu Science & Technology Co.からChindataを買収し、ポートフォリオ企業であるBridge Data Centresと合併しています。合併会社は2020年に上場したものの、Bainは現在、同社を再び非公開にしたいと考えています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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