Rostelecom、ロシア北西部に北極圏データセンターを建設
北極圏のプロジェクトは間もなく開始され、2022年半ばには準備が整います。
Rostelecom社は、ロシア北西部のムルマンスク州に北極圏のデータセンターを建設予定です
ムルマンスク州政府は今週、ロシアの通信会社が2022年半ばにコラ半島にデータセンターを開設すると発表しました。
ムルマンスクはロシア北西部に位置し、西にフィンランド、東に白海、北にバレンツ海があります。半島と地域全体がほぼ完全に北極圏の内側に位置しています。
Rostelecomによればデータセンターの建設に着手するのは、今年の年末か来年の年明けを予定しており完成予定時期は2022年7月です。
この施設はロシアの北極圏では初の試みとなるそうで、同社はこのプロジェクトに約3億ルーブル(420万ドル)を投資する予定だそうです。
Rostelecomの北西部支社長アレクサンダー・ロジノフVPは、「ロシア連邦の構成団体の中心部に設置されるローカルセンターは、地域の産業や国民経済のデジタル化を推進するための新たな機関車として機能すると考えています。」
この施設は、地域の企業や政府機関にサービスを提供する予定ですが、仕様は明らかにされていません。ロギノフは、北極圏でデータセンターを運用することで、「北極圏の気候帯の低温により、メンテナンスコストの一部を削減することができます 」と、より効率的な運用が可能になると説明しています。
ムルマンスク州のアンドレイ・チビス知事は、「データ量の急増を受け、このようなセンターは情報の保存と処理に役立ちます。このセンターは、コスト削減や労働力の効率化・生産性向上にも積極的に取り組んでいる私たちのビジネスに必要なものです。」と語っています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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