ST Engineeringがシンガポールに新データセンターを起工

ST Engineeringは、Jalan Boon Layにある4番目のデータセンターの起工式を行いました。この7階建ての施設は、同社のIT能力を大幅に拡張するもので、2026年の完成時には、シンガポールの拠点全体で30MW以上に達します。

このデータセンターは、3年間で1億2,000万ドルの投資となります。式典では、通商産業省のLow Yen Lingが司会を務めました。

新施設は、最先端のセキュリティと、エネルギー効率を最優先しています。顧客のITと、運用技術(OT)のために堅牢な物理的・デジタル的安全対策を施した設計で、サイバーセキュリティのISO 27001や、責任あるAI開発のISO 42001などの、厳しい国際規格に適合しています。

セキュリティ対策には、冗長性、事業継続計画、データ保護プロトコルが含まれます。このような特徴にもかかわらず、データセンターの電力使用効率(PUE)は、1.25という驚異的な数値を達成し、エネルギー効率に関するBCA-IMDA Green Mark Platinumを、上回っています。

このデータセンターは、1ラックあたり20キロワットを超えるハイパワーの人工知能(AI)や、グラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)アプリケーションなど、要求の厳しいワークロードに対応できるよう設計されています。これにより、業界リーダーとのパートナーシップを通じて、AIやGPU技術の将来の進歩への適応性を確保しています。

さらに、これらのワークロードをサポートするため、ST Engineering独自のAirbitat DC Cooling Systemに加え、液冷および液浸冷却ソリューションなど、さまざまな冷却システムを備えています。さらに、大規模なソーラーパネルの設置により、送電網への依存度を大幅に低減します。

W.Media ( Hazel Moises 記者)より抄訳・転載

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