STT GDC Philippinesカビテに6MWのデータセンターを着工

施設は2025年半ばに稼動予定

ST Telemedia Global Data Centres Philippines(STT GDC)はフィリピンのカビテに新しいデータセンターを建設中です。

今週、新施設の起工式が行われました。STT Cavite 2は4,500平方メートル(48,440平方フィート)で6MWを提供します。2階建ての施設は、2つの独立した変電所に接続されます。

2025年半ばに稼動予定のこのデータセンターは、TIA-942認証Rated-3に適合するよう設計・運営されます。

この施設はSTTカビテキャンパスで2番目のものとなり、2015年にカビテ1のジェネラルトリアスに開設され、647平方メートル(6,970平方フィート)で4.8MWを提供しています。

「フィリピンがデジタルの未来に照準を定め、デジタル機能を急速に拡大する中、このような前進の勢いにより、堅牢なデジタルインフラと豊富なネットワーク接続の必要性が一層高まっています」と、STT GDC Philippines の社長兼CEOであるCarlo Malana氏は述べました。

STT GDC Philippinesは、Globe、Ayala Corporation、シンガポールを拠点とするST Telemedia Global Data Centres(STT GDC)のジョイントベンチャーです。Globe がデータセンター事業を切り離した後、3社は昨年データセンターJVを設立しました。当時はKarmanEdgeと呼ばれていたが、その後STT GDC Philippinesと改名されました。

JVは現在、マニラ首都圏に3カ所、カビテとダバオに各1カ所、合計22MWのIT容量を持つ5つのデータセンターを運営しています。マニラ郊外にも124MWのキャンパスを開発中です。

STT GDC Philippinesは6月、マカティ、カビテ、ケソンシティにある既存の3つのデータセンターを合計5.2MW拡張すると発表しました。マカティの拡張は先月完了しました。

Globeは、完全子会社であるInnove Communications(旧Islacom)を通じて、2001年からフィリピンでデータセンターを運営しています。

AyalaはGlobeの約14パーセントを所有し、SingTelの21パーセント(STT GDCも所有するTemasek Holdingsが所有)、Asiacommの54パーセント(AyalaとSingtelが所有)と並んでいます。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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