TikTokオーナーのByteDanceが21億ドルのAI取引でマレーシアのデータセンター拠点を拡大へ

マレーシア大臣、デジタル経済の活性化を歓迎

TikTokの親会社であるByteDanceは、 マレーシアのデータセンター拠点の拡大 に向けて100億マレーシアリンギット(約21億3000万円)を投じ、AIハブを建設します。

マレーシアの投資・貿易・産業大臣であるTengku Zafrul Azizは、TikTokのHelena Lersch副社長との会談後、このニュースを明らかにしました。

ZafrulはTwitter/Xで、「ByteDanceは、15億リンギット(3億1700万ドル)の追加投資でデータセンター施設を拡張するつもりです」と述べ、「ByteDanceによるこの追加投資は、マレーシアが2025年までにデジタル経済をマレーシア国内総生産の22.6%まで成長させるという目標を達成するのに、間違いなく資するでしょう」と付け加えました。

このデータセンターへの追加投資の詳細について、ByteDanceは明らかにしていません。DCDは同社にコメントを求めています。

ByteDanceは、ジョホール州Sedenak Tech ParkにあるBridge Data Centres(BDC)MY06ハイパースケール施設のアンカーテナントです。そのため、このデータセンターでさらなるスペースに投資する可能性があります。

MY06は2022年に110MWの容量でオープンし、BDCによると、マレーシア最大のデータセンターだとのことです。一方で、YondrもSedenak Tech Parkに300MWのキャンパス建設を計画する動きを見せています。同社は先月、プロジェクトの資金調達のために世界銀行グループから1億5000万ドルの融資を受けました。

ジョホール州はマレーシア最大のデータセンター市場のひとつであり、先週、不動産会社のUEM SunriseとLogosが、ジョホール州Gerbang Nusajayaの30ヘクタールの敷地に360MWのキャンパス建設を計画していることが発表されました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。

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