MicrosoftがクラウドとAI拡大のため、インドネシアに17億ドル投資

Microsoftのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は、インドネシアを訪問した際、同社がインドネシアに、17億米ドルを投資することを発表しました。この投資は、高度なクラウドサービスと、人工知能の能力をインドネシアに提供することを目的としており、データセンターの設立も含まれています。

同氏のジャカルタ訪問は、Microsoftが東南アジア諸国に、生成AI技術を、普及させるキャンペーンの幕開けとなるもので、今後はマレーシアとタイへの訪問も予定されています。

今回の投資は、主にインドネシアにおけるデータセンターインフラとクラウドコンピューティングの拡大に重点を置いています。 ナデラCEOは、この投資は同国に最先端のAIインフラを導入し、Microsoftがこの技術進歩の最前線に位置づけることを目的としていると強調しました。

今回の訪問中、同氏はインドネシアのジョコ・ウィドド大統領および閣僚と会談し、AIの共同研究や人材育成の機会を模索しています。

さらにMicrosoftは、東南アジアにおけるデジタルスキル開発を、促進するための幅広い取り組みの一環として、2025年までに東南アジアで、250万人にAIの応用に関するトレーニングを、実施することを表明したました。

Microsoftは、さまざまな取り組みに何十億ドルも投資し、何が牽引力を持つかを見極める散弾銃的アプローチを取っているようです。最近では、日本におけるハイパースケールクラウドコンピューティングと、AIインフラを強化するために、今後2年間で29億ドルを投資することを発表しました。

さらに、アブダビを拠点とするAI技術持株会社G42への、15億ドルという巨額の投資に代表されるように、AIを発展させ、湾岸地域での利用を促進する取り組みを拡大しています。

Microsoftの戦略的動きは、これらの国々にとどまりません。 サティアCEOのジャカルタ訪問は、東南アジア全域で生成AIを推進するキャンペーンの開始を告げるものです。マレーシアとタイでの計画が目前に迫っており、 Microsoftの積極的なアプローチは、これらの国々への投資の可能性を示唆しており、この地域の技術進歩を、推進するための協調的な努力を示しています。

W.Media ( Hazel Moises 記者)より抄訳・転載

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