マイクロソフトがPwCと提携しリヤドにAIセンター・オブ・エクセレンス設立

マイクロソフトは、サウジアラビア王国(KSA)へ着実に進出しています。同社は今月開かれた中東最大規模のTECHイベントであるLEAP 2024に出展し、PwC Middle Eastと共同で人工知能(AI)センター・オブ・エクセレンスをリヤドに設立することを発表しました。

このセンターは、サウジアラビアのエンジニアや研究者のAI技術力の向上を目的としており、同国がデジタルフォーメーションについての包括的目標を掲げる、ビジョン2030に沿って計画されました。

サウジアラビアは、中東で最も急成長しているデータセンター市場です。ビジネス、商業、産業の国際的ハブとなることを目指し、政府が積極的にデジタルインフラの構築を推進していることから、この成長はさらに続くと思われます。

プレスリリースによると、このセンターではサウジアラビアの若い専門家たちが、Azure OpenAIやオープンソースのモデルやフレームワークなど、最先端のAIスキルや技術のトレーニングを受ける予定です。

マイクロソフトとPwCの協力関係のあり方については、MSが専門知識や、トレーニングリソース、最先端のAIテクノロジープラットフォームへのアクセスを提供し、PwCがこのセンターの戦略的アプローチや、プログラム管理、運営フレームワーク、カリキュラム開発の陣頭指揮を執ることだと公表しています。

Microsoft ArabiaのTurki Badhris社長は、「クラウドとAIテクノロジーを活用できる人材を育成することは、これらの変革的テクノロジーの可能性を最大限に引き出すために極めて重要であり、この重要な取り組みで役割を果たせることを誇りに思います」と述べ、「PwC Middle East とのパートナーシップとリヤドでのAIセンター・オブ・エクセレンスの立ち上げを通じて、サウジアラビアの若いエンジニアに、王国のイノベーションと経済成長を促進するために必要なスキルとツールを提供することを目指します」と付け加えました。

PwC Middle EastのCTOであるAli Hosseiniは、「サウジ・ビジョン2030およびテクノロジーの未来に対するコミットメントは揺るぎません。私たちは、サウジアラビア国内で比類なきAI技術力を構築することに注力しています」さらに、「PwCは地元の人材に投資することで、サウジアラビアだけでなく、より広い地域に貢献する卓越した技術の新時代を切り開こうとしています。マイクロソフトとの提携により、王国の一流大学から厳選された次世代のAI人材を育成・開発するプラットフォームを立ち上げられることを誇りに思います」と述べました。

マイクロソフトとPwCがこのようなプロジェクトで協力するのは今回が初めてではありません。2023年、PwC USは、AIサービスを拡大・拡張するため、今後3年間で10億米ドルを投資する計画を発表しました。ここにも マイクロソフト との協力が含まれており、OpenAIのGPT-4/ChatGPTと、Azure OpenAI Serviceを使用したスケーラブルなサービスを構築し、業界をけん引していく予定です。



W.Media ( Deborah Gray 記者)より抄訳・転載



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