AWSでレイオフ開始もCEOは将来は楽観視できると発表

Amazonは、今年初めに9,000人の人員削減を発表し、その前の数ヶ月で18,000人の解雇を行った後、クラウド部門と人事部門の従業員の解雇を開始しました。

同社は、米国、カナダ、コスタリカの従業員に対して、解雇の通知を開始し、労働法がより厳しいな国の従業員には、今後数ヶ月のうちに自分の運命を知ることになります。

「ご存知のように、我々は最近、AWS内を含むAmazonグローバル全体でいくつかの役割を廃止するという難しい決定を下しました」Amazon CEOで元AWS CEOのAdam Selipskyは、CNBCが公開した内部メモの中で述べています。

「組織全体が厳しい日々を過ごしています。影響を受けるすべての人、家族に与える影響を十分に理解しています。私たちは、影響を受けるすべての人に敬意をもって接し、この移行を支援するために多くのリソースと可能性を提供するために努力しています。これには、離職金、経過的な健康保険給付、外部の就職支援などを含むパッケージも含まれています。」

Selipsky 氏は、クラウド事業が大きく成長し、その需要に応えるために従業員数が膨れ上がったと述べています。しかし、経済状況が悪化している今、「最優先事項を特定し、そこにリソースを投入することに注力することが重要だ 」とも述べています。

レイオフとともに優先順位をつけ、収益に貢献するプロジェクトにシフトしてきたといいます。「私たちのビジネスのファンダメンタルズと見通しは強く、長期的な展望に非常に自信を持っています。当社は、機能、セキュリティ能力、運用実績に至るまで、さまざまなベンチマークにおいてトップクラスのクラウドプロバイダーです。私は将来について楽観的です。」

AWSのどの部分に影響があったかを明らかにされていませんが、クラウド問題を支援するプロフェッショナルサービス部門が削減対象に含まれているとみられます。同社は、前回の削減の際にもAWSの従業員を解雇していました。

今回のレイオフでAmazonの株価は3%ほど上昇し同社は本日中に第1四半期決算を発表する予定です。(Google CloudとMicrosoft Azureの決算はこちら)。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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