アイルランドのMetaデータセンターでのストライキは延期、代わりに裁判へ
CloneeにあるMetaのアイルランドデータセンターでのストライキが一時的に中止され、代わりに裁判が行われることになりました。
RTEやBreakingNewsなどの地元メディアは週末、Connect労働組合がミース州にあるMetaの施設で10月7日開始予定だった24時間の業務停止を延期したと報じていました。
Connect によると、代わりに労働裁判所に争議を付託することを決定したようです。
労働者は、人員整理に伴う労働者のシフトパターンの変更をめぐってストライキを行う予定でした。Metaは労働者を6週間のシフトサイクルから新しい4週間のシフトサイクルに移行させようとしており、これにより組合員の週末労働や夜勤が増えることになります。
Connectによると、ストライキに賛成票を投じた後、一部の労働者はMetaからスタッフを外部委託する可能性があると告げられたとのこと。
Meta は先週、DCD へのコメントで組合潰しの企てを否定し、労働組合とは直接関わらないものの、「過去6ヶ月間、これらの従業員と直接相談し、この変更について話し合い、既存の非常に魅力的な報酬と福利厚生パッケージをこの変更に反映させるために調整する方法について合意してきた」と付け加えました。
この裁判は、1990年労使関係法第20条に基づき裁判にかけられ、その結果は組合を拘束します。
Connect のBrian Nolan書記次長は次のように述べました。 「この48時間の間に、明日から予定されている労働争議に関して、さまざまな請負業者、組合員、政治家、メディアから手紙や電話が殺到しました。私たちに連絡をくれた人のなかには、この争議が 「組合承認 」に関わるものだと誤解している人もいます。」
「この争議は、組合員にとって重大な関心事である雇用条件の一方的な変更という問題を解決するために、Meta社がアイルランド国の労使関係機構の支援の下で関与しなかったことに関わるものであることを明確にしなければなりません。」
アイルランドのMetaのトップであるAnne O’Learyも、最近IBEC会長に任命されました。同組合は、同社が国の労使関係メカニズムに関与することを拒否すれば、アイルランドのビジネス・ロビー団体のトップである同氏の地位は維持できなくなると述べています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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