富士通とSupermicroが「グリーン」サーバーと液冷ソリューションで提携
富士通の次期「FUJITSU-MONAKA」プロセッサを統合予定
富士通と米Super Micro Computer(Supermicro)は、ハイパフォーマンスコンピューティング向けの「グリーン」なエネルギー効率に優れたサーバーを共同開発する計画を発表しました。
このプロジェクトは、2027年のリリースを予定している、富士通の省電力Armプロセッサ「FUJITSU-MONAKA」を統合します。「FUJITSU-MONAKA」は、最大144コア、112チャンネルのメモリを搭載する見込みです。
両社は、ハイパフォーマンスコンピューティング、生成AI、次世代グリーンデータセンター向けの液冷ソリューションを共同開発すると述べました。
SupermicroのCharles Liang社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べました。「当社が富士通と協力し、高性能で電力効率に優れ、コストを最適化した最先端のサーバーと、ソリューションを提供できることをうれしく思います。」
「これらのシステムは、AI、HPC、クラウド、エッジ環境における幅広いワークロードをサポートするため、最適化されます。両社は、テクノロジーの環境への影響を最小限に抑えるため、液冷ラックスケールPnPなど、省エネアーキテクチャによるグリーンIT設計に注力しています。」
富士通のコーポレート・バイス・プレジデント兼CTO兼CPOであるVivek Mahajanは、「同社とSupermicroの協業は、グリーンコンピューティングの革新を加速する画期的な取り組みです。両社の技術を組み合わせることで、高性能でエネルギー効率に優れたAIシステムインフラを実現し、AIとデジタルトランスフォーメーションの進化を推進します」と語っています。
この協業は、富士通の子会社である エフサステクノロジーズ にも拡大されます。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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