Colt DCS、印西市に4番目のデータセンターを開設へ

ハイパースケールおよび大企業向けデータセンターのグローバルソリューションプロバイダーであるColtデータセンターサービス(Colt DCS)は、日本の印西市に4番目の大規模データセンターの建設を開始することを発表しました。

印西市は、東京都の北東に位置する千葉県にあります。この地域は、企業、研究、技術系の顧客にとって、データセンター不動産で最も競争力のある地域の1つです。

「Inzai 4」データセンターは、Coltデータセンターサービスの既存の印西キャンパスから600mの位置にあり、印西で4番目の開発拠点となります。今回の増設は、同社の世界的な拡大戦略の実行を示すものです。

Inzai 4は、フィデリティ投信と三井物産の共同事業による2番目の開発で、2023年3月に大阪けいはんなでグランドオープンが発表されているのに続くものです。Colt DCSは、本事業の設計、開発、運用、顧客サービス管理に関する独占的なサービスプロバイダーとして、同合弁会社から指名されました。

Inzai 4データセンターの設計は、敷地面積8,747m2、設計容量約20MWで、すでに100%プレリースされています。今回の拡張に伴い印西キャンパスのIT容量全体は約70MWになります。

データセンター施設は、レジリエンス力を持つ光ファイバーおよびコネクティビティソリューション、強固な岩盤で自然災害のリスクが極めて低い地域に位置しています。また、アクセス性も良く、他の3つの印西データセンターと千葉ニュータウン駅の至近距離に位置しています。(また、成田国際空港から約30分、東京から特急列車で35分)

Inzai 4データセンターの第一期工事は2024年末に完了予定で、50~60人の雇用創出が計画されています。

Colt DCSは3月、同社の拡大戦略を示すものとして、大阪けいはんなに大規模データセンターの開設を発表しました。このサイトはまた、APACリージョンでのさらなる拡大を目指す同社の国内外顧客のニーズに応えることも目的としています。

W.Media (Hazel Moises記者)より抄訳・転載

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