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富士通、ニフクラなどを手掛ける富士通クラウドテクノロジーズを吸収合併へ
富士通株式会社は先週、連結子会社である富士通クラウドテクノロジーズ株式会社(FJCT)を2024年4月1日付けで吸収合併すると発表しました。
富士通が100%出資する富士通クラウドテクノロジーズは、FJcloud-VおよびNifcloud(ニフクラ)事業部門を通じてパブリックおよびプライベートクラウドサービスを提供しています。同社のウェブサイトによると、従業員数は285名となっています。
富士通は、「今回の吸収合併により、富士通クラウドテクノロジーズのクラウドサービスにおける先進的な開発技術と、当社のエンタープライズ向けのサービスデリバリー力を組み合わせることで、クラウドサービスにおける最新テクノロジーの迅速な実装と透明性・安全性・信頼性をさらに強化する」と述べています。
また、FJCTはホームページ上で次のように述べています。「本吸収合併により、当社のクラウドサービスにおける先進的な開発技術と、富士通のエンタープライズ向けのサービスデリバリー力を組み合わせることで、クラウドサービスにおける最新テクノロジーの迅速な実装と透明性・安全性・信頼性をさらに強化してまいります」
なお、富士通が存続会社となり、FJCTは消滅会社となります。
リリースによると、富士通クラウドの2023年度の売上高は115億円、営業利益は12億円、純利益は7億8,500万円、となっています。
FJcloud-Vは、ベアメタルに加え、オンプレミス/クラウド展開のためのハイブリッドVMwareソリューションを提供しています。一方、ニフクラはレンタルサーバー、IaaS、PaaSサービスなどを提供しています。ニフクラは、東日本(4カ所、合計7ゾーン)と西日本(2カ所、合計4ゾーン)にある富士通の施設と、1つのアベイラビリティゾーンを持つ米国のリージョンでクラウドリージョンを運営しています。
今年初め、富士通は「同市場での規模や 競争力がない」として、米国のデータセンター事業から撤退すると発表しまし た。その代わりに、同社は大手パブリック・クラウド・プロバイダーとの提携を行っています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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