楽天が700MHz帯を利用したモバイル・サービスを開始

楽天モバイルが700MHz帯を利用した商用サービスを開始したことを発表しました。

「プラチナバンド」と呼ばれるこの周波数帯は、総務省により割り当てられました。

楽天は発表の中で、”1.7GHz帯でOpen RAN標準に基づく完全仮想化されたクラウドネイティブなモバイルネットワークを全国に構築することで得たノウハウ “を活用しながら、この帯域での商用サービスを展開したと述べています。

同社は、今後も700MHz帯の基地局展開を拡大していくとしています。

楽天は、700 MHz帯の基地局の展開に加え、共有帯域幅におけるモバイル通信と衛星通信の干渉を防止する対策がより緩和されるため、年内に関東地方における5G(Sub6)ネットワークのカバレッジを2024年1月比で最大60%拡大する予定であると付け加えています。

「楽天モバイルは、さまざまな取り組みを通じて、ネットワークの品質向上に努めています。これには、国内ローミングパートナーとの協力によるローミングエリアの拡大と最適化、地下鉄、鉄道路線、鉄道トンネル、地下街での共用基地局の開発、独自の4Gおよび5G基地局ネットワークの継続的な拡大などが含まれます」

2018年のサービス開始以来、楽天はモバイル事業に多額の投資を行ってきました。同社のモバイル回線利用者数は最近700万人に達しました。

同社は日本で最も新しいモバイル通信事業者であり、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに次ぐ国内第4位の規模となっています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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