Mapletreeが東京のデータセンターを取得
不動産投資信託(REIT)のMapletree Industrial Trust(MIT)が東京のデータセンターを取得しました。
データセンター、バックオフィス、研修施設、隣接する宿泊棟からなる複合施設を購入しています。
Mapletreeはナガヤマ特定目的会社との契約により、同施設の98.47%の権益を145億円(9,950万ドル)で取得しました。支払いは主に円建て借入金で行われ、2024年第4四半期に完了する予定で す。
首都東京西部の多摩地区、多摩市エリアに位置する91,200平方フィート(8,470平方メートル)の319,300平方フィート(29,664平方メートル)の複数階建ての物件は、「定評ある日本のコングロマリット」にフルリースされており、リース満了までの加重平均リース期間は約5年となっています。
MITはまた、この物件は将来、新たなデータセンター用に再開発する機会があるとしています。
Mapletree Industrial TrustのCEO、Ler Lilyはこう語りました。 「フリーホールド物件が加わったことで、ポートフォリオの地理的分散と収益分散が進むでしょう。東京の西部という戦略的な立地は、大東京の重要なデータセンター集積地であり、将来的には新たなデータセンターの再開発のチャンスとなるでしょう。将来の再開発は、データセンターに対する旺盛な需要だけでなく、東京の西部における逼迫した供給と限られた開発機会からも恩恵を受けるでしょう。」
MITは米国各地とシンガポールにデータセンターを所有しています。Mapletree Investmentは2021年に香港にデータセンターを建設しました。同社は昨年、大阪の施設を取得し、日本のデータセンター市場に参入しました。
Mapletree Industrial Trustはシンガポールの政府系ファンド、Temasek Holdingsが所有するMapletree Investmentsの一部です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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