非公開民間投資会社がGlobal Switch買収の入札を提出
EQT ABやKKR & Co.といった非公開民間投資会社が、データセンター企業のGlobal Switch(SWITCH)買収の候補リストに名を連ねています。
Bloombergの報道を引用したトレーダーによると、Gaw Capital、PAG、Stonepeak Partnersも、次の入札に参加することが決まったといいます。また、一部の入札者はチームを組んでオファーを出す可能性もあるといわれています。
EQTがSWITCHの買収に成功すれば、同社のデータセンター・ポートフォリオにまた新たな重要な追加となります。2021年8月、EQT Infrastructure VはEQT Infrastructure IVとともにEdgeConneXに共同投資する契約を締結しています。取引完了後、各ファンドは同社の株式を均等に保有することになります。
バイアウトによるデータセンター市場でのプレゼンス強化
EdgeConneXは、クラウド、コンテンツ、ネットワークの顧客エコシステムからの需要に焦点を当てた急成長中のデータセンタープラットフォームで、ハイパースケールデータセンターとエッジデータセンターを組み合わせて提供しています。同様に、Gaw CapitalがSWITCHを買収すれば、データセンター企業へのもう一つの重要な投資となります。
4月、Gaw Capitalはその運用するファンドを通じて、韓国の大手非公開投資会社IMM Investment Corp.(IMM Investment)と、Dreammark1への戦略的投資とDreamline Co. (Dreamline)の成長のための相互戦略パートナーシップを形成するための各種契約を締結しています。
このパートナーシップは、Dreamlineの通信事業をさらに拡大させ、Gaw Capitalが韓国IDC市場に参入する第一歩となる、と声明で述べています。
Gaw Capitalは、政府のクラウドコンピューティングへの移行政策によりIDCの需要が伸びている韓国で、今後もさらなる機会を求めていくと、声明は付け加えています。Bloombergは11月下旬、エクイニクスとKKR、Blackstoneが、Global Switchへの入札を検討している買い手と言われていると初めて報じました。
また5月には、Global Switchの中国のオーナーがデータセンター事業者の売却プロセスを開始する構えを見せていると報じました。グローバルスイッチの売却は、今年、KKRとGlobal Infrastructure PartnersがCyrusOneを150億ドルで買収し、American Tower(AMT)がCoreSiteを約101億ドルで買収したことに続くものです。
W.Media ( Venkatesh Ganesh )より抄訳・転載
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