Vertiv、データセンターのパワーソリューションプロバイダーE+I Engineering Groupを買収

Vertivは、電気スイッチギヤと配電ソリューションのグローバルプロバイダーE+I Engineeringグループを買収しました。

30年以上の歴史を持つE+I Engineering社の株主は、事業を次のレベルに引き上げ、継続的なビジネスの成長を促進するために、広いグローバルリーチを持つ大企業と新たなパートナーシップを結ぶことを決定しました。

今回の買収の財務内容は公表されていません。今回の買収によりVertivはアイルランド、米国、アラブ首長国連邦のE+I Engineering社の製造施設を利用できるようになります。E+I Engineering社は、配電業界のリーダーとして世界的に認められています。

E+I Engineering Ireland Limitedの買収契約は、Vertivの取締役会によって全会一致で承認されており、慣習的な買収条件を満たした後に2021年の第4四半期に完了する予定です。

米国オハイオ州コロンバスに本社を置くVertivは、20,000人の従業員を擁し、世界130カ国以上に顧客を持ち、データセンター、通信、商業・産業市場の顧客に、電力、冷却、ITインフラストラクチャのソリューションとサービスを提供しています。

重要なインフラの管理

E+I Engineering社の製品は、データセンターの電源インフラの重要なシステムであり、 約70億ドルの その市場は2025年まで毎年5%の成長が見込まれます。

Vertivのロブ・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は、「E+I Engineering社の買収はデータセンターや重要な商業・産業市場向けの建物内電源装置のポートフォリオを完成させ、当社の戦略における重要なマイルストーンとなります。」と語っています。

E+I Engineering社は、年間売上高約4億6,000万ドル(2021E)、従業員2,100名を擁し、配電市場において長い伝統を持ち、世界30カ国以上の優良顧客と深い関係を築いています。同社の経営陣は、事業の中断を最小限に抑えて通常通りに事業を継続することを確約しており、経営陣は従業員がシームレスに移行できるように努めます。

今回の買収により、E+I Engineering社のアイルランド国内の3つの製造拠点では、今後12ヶ月間に約100名の新規スタッフを採用し、ビジネス需要の増加に対応していく予定です。

E+I Engineering社の創業者兼CEOフィリップ・オドハーティ氏は、「今回の買収により、補完性の高い2つの事業が統合され、E+I Engineering社の従業員と顧客にとって素晴らしい結果となりました」と述べています。

VertivとE+I Engineering は、世界有数のデータセンターにサービスを提供します。ますます厳しくなる電力要件をサポートするために、垂直統合された完全なパワートレイン機能と柔軟な電力オプションがサプライヤーに求めるようになっています。

W.Media (Venkatesh G記者)より抄訳・転載

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