Vantage Data CentersがPCCW DC の買収完了、香港とKLにハイパースケールプラットフォーム導入
ハイパースケールデータセンターキャンパスの世界的なリーディングプロバイダーVantage Data Centers社とその主要投資家Digital Bridge Group, Inc.は、PCCW Ltd.のデータセンター事業(PCCW DC)の買収を完了したことを発表しました。
Vantageは北米、EMEA、アジア太平洋地域で成長を続けており、アジア太平洋地域での事業拡大を加速するために、DigitalBridge Investment Managementが率いる投資家グループから15億米ドルの増資を受け、その他のVantageの既存投資家も参加しました。
今回の買収によりVantage社のデータセンタープラットフォームは、香港とクアラルンプールの複数の施設に100MWの既存および拡張容量を持つようになり、9月に発表したAgile Data Centersの買収を含むアジア太平洋地域への戦略的拡大の一環となります。さらに、PCCW DCからAPAC担当社長としてブライアン・グルーンがVantageに加わります。これまでVantageのAPAC担当社長を務めていたジャイルズ・プロクターは、Vantageのアジア太平洋事業のCOOに就任します。
Vantage Data Centersの社長兼CEOであるスレース・コスキは、「今回の2件目の買収完了は、アジア太平洋地域の主要市場における当社の急速な拡大に不可欠な要素です。当社は現在、5大陸に合計23のキャンパスを持ち、経験豊富な地域チームを率いています。ブライアンとジャイルズが新たな役割を担い、アジア太平洋地域のビジネスをリードしていくことを期待しています。」
このマイルストーンにより、Vantageは高成長市場である香港とクアラルンプールでデータセンターサービスを提供できるようになりました。DigitalBridge Investment Managementのシニアマネジングディレクターであるジョン・マウック氏は、「アジア太平洋地域は、ハイパースケール、クラウド、エンタープライズ企業が事業を拡大するために当社のようなグローバルなデジタルインフラプラットフォームを必要としている高成長地域です」と述べています。「Vantageは現在、これらの市場で速やかにリーディングプロバイダーとなり、高い信頼性、市場への迅速な投入、持続可能性へのコミットメントを備えた優れた製品を提供する立場にあります。」
「香港とクアラルンプールは、アジア全域でビジネスを展開する企業にとって、比類のない接続性のハブとなっています」とグルーンは述べています。「ハイパースケール企業、クラウドプロバイダー、大規模なグローバル企業など、アジア地域の主要なビジネスセンターでお客様のニーズにお応えします。」
今年初め、Vantageはアジア太平洋地域のプロバイダーであるAgile Data Centersを買収し、アジア太平洋地域での事業を拡大しました。Agile は東京、大阪、メルボルンに合計168MWの重要なIT負荷を持つグリーンフィールドのハイパースケールキャンパスを開発しています。
W.Media (VENKATESH GANESH)より抄訳・転載
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