
Nokiaが23億ドルでInfinera買収を完了
EU委員会が買収にゴーサイン
フィンランドのベンダーであるNokiaが、ネットワーク企業Infineraの21億9000万ユーロ(23億ドル)の買収を完了しました。
カリフォルニア州サンノゼを拠点とする同社は、現在Nokiaの傘下にあります。
NokiaによるInfinera買収計画は昨年6月に浮上し、Infineraは先週、買収完了に近づいていると発表しました。
EU委員会は2月27日、この数十億ユーロ規模の買収を承認しました。
Infineraのチームは、Nokiaの光ネットワーク事業に加わります。InfineraのDavid Heard最高経営責任者(CEO)は、最高戦略成長責任者としてNokiaのネットワークインフラ事業に参画する予定です。
Nokiaを退任するPekka Lundmark社長兼CEOは、次のように述べました。「今回の買収は、光ネットワークにおける当社の規模と収益性を大幅に向上させ、AI時代の要件に対応するための技術革新のペースを速めることを可能にします。Infineraの買収は、データセンターにおける当社の成長戦略を加速させ、北米とWebスケールの顧客に対する当社の存在感が強化されます。」
同氏は4月1日付で退任し、後任にはIntel(インテル)のデータセンター担当役員であるJustin Hotardが就任します。
Pekka Lundmarkは10月、同社がデータセンター市場でのプレゼンスを拡大する「大きなチャンス」を感じていると述べました。
Nokiaは、Microsoft Azureにデータセンターのルーターと、スイッチを供給する既存の契約を延長しました。その後、12月にNokiaとKyndrylは、グローバル企業向けに高度なデータセンターネットワーキングソリューションとサービスを提供する計画を発表しました。
同社は9月、「event-driven automation(EDA)」プラットフォームと呼ぶ、データセンター自動化プラットフォームの立ち上げも発表しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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