南アフリカのTelkom社、元CEOが主導する買収提案を拒否

南アフリカの通信事業者Telkomは、前CEOのSipho Maseko氏が率いるコンソーシアムからの買収提案を拒否しました。

先週、証券取引所に提出された書類の中で、Telkom SAは、同社の取締役会が、Axian Telecom、Afrifund Investments Proprietary、および政府職員年金基金で構成されるコンソーシアムであるPublic Investment Corporationからの提案の検討結果を発表しました。

この決定を受け、Telkom社の株価は先週7%下落しました。

Telkomは先月、8年間CEOを務めた後、2021年末までCEOを務めていたMaseko氏が率いるコンソーシアムから買収提案を受けたことを明らかにしました。

現CEOのSerame Taukobong氏は、この入札にあまり良い印象を持たず、当時、同社には “輝く鎧をまとった騎士 “は必要ないと述べていました。

Telkomは最近、やや苦戦が続いています。今年度の通期業績は、インフレと南アフリカでの大停電による運営コストの増加により、76.6%減少しました。

Telkomは昨年、MTNグループから買収の可能性について関心を持たれていたが、その後MTNは撤退し、Telkomは同じく南アフリカの事業者であるRainからも関心を持たれていたものの、交渉は決裂に終わっていました。

Telkomは1991年に南アフリカ政府が郵政省から独立する形で設立され、1994年にボーダフォンと提携して南アフリカ初の携帯電話サービスを開始しました。

Telkomの携帯電話加入者は1,700万人を超えています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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