2Africa Pearlsケーブルがバーレーンに上陸

中東の通信およびデジタル接続インフラのプロバイダーであるstc Bahrainは、「2Africa Pearls」ケーブルのバーレーンへの陸揚げに成功しました。

「2Africa Pearls」は、完成すれば世界最長の海底ケーブルシステムとなる「2Africa」ケーブルシステムの一部であり、総延長は45,000キロメートル以上に及び、アジア、アフリカ、ヨーロッパを中東経由で結びます。

これは、最近数週間で中東・北アフリカ(MENA)地域において行われた3つ目の主要なケーブル陸揚げであり、エジプトの2か所に陸揚げされた「SEA-ME-WE 6」ケーブル、そしてアラブ首長国連邦(UAE)とオマーンを結ぶ接続性を強化する「Oman Emirates Gateway(OEG)」海底ケーブルに続くものです。

stc Bahrainはプレスリリースの中で、次のように述べています。「2Africa Pearlsは、GCC(湾岸協力会議)地域で唯一、コンテンツストリーミング、クラウドコンピューティング、ゲームなどのデータ負荷の高いアプリケーションの需要増加に対応できるケーブルです。このケーブルの大容量と低遅延は、5GAIIoTなどの新興技術の革新と成長の触媒となり、データ集約型のアプリケーションやサービスを支えるために必要なインフラを提供します。」

バーレーンのシーフ地区近くで行われた「2Africa Pearls」の陸揚げには、運輸通信大臣のShaikh Abdullah bin Ahmed Al Khalifa博士と、stc BahrainCEOであるKhalid Al Osaimiが立ち会いました。

同CEOは、次のように語っています。「2Africa Pearls海底ケーブルをバーレーンに陸揚げできたことを非常に嬉しく思います。これにより、バーレーンの現在の接続容量は10倍に増加し、将来的な成長にも対応可能です。この取り組みは、地域の通信・デジタルハブとして発展させるという我々の使命に沿ったものであり、バーレーンのEconomic Vision 2030およびICT分野の目標である多様で知識ベースの経済の構築に直接貢献します。」

2Africaケーブルシステムは、Bayobab、center3、China Mobile International、Meta、Orange、Telecom Egypt、Vodafone Group、WIOCCによるコンソーシアムによって主導されています。ケーブルの製造および設置は、Alcatel Submarine Networksが担当しています。

W.Media ( Deborah Grey 記者)より抄訳・転載

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