Amazon がロケットを切り替え、来月Kuiper Internetの打ち上げを計画

Amazonは来月末、同社のブロードバンドネットワーク「Kuiper」の試験衛星2基をUnited Launch Alliance社のAtlas V(アトラスV)ロケットで打ち上げる計画を立てています。

同社は当初、ULAの新型ロケットVulcan(バルカン)の初飛行に参加する予定でしたが、ロケットの打ち上げは延期されました。

Amazonは3月にVulcanのテストサイトに衛星を納入し、その後それらは保管されていました。Vulcan は当初、2023年初頭に打ち上げを予定されていましたが、その後今夏に延期となっていました。さらに、ロケットの上段試験中に水素が爆発するなどのトラブルが発生したため、再び第4四半期へと延期されることになりました。

当初の打ち上げ計画では、AmazonはNASAやAstroboticとロケットを共有する予定でしたが、現在はアトラスVロケットを単独で使用することになっています。Amazonは、インターネット・コンステレーションを構成する3,200基の衛星打ち上げに2026年の規制期限を設けています。同社は最終的には7,700基以上の衛星を打ち上げたいと考えています。

昨年、Amazonはロケットプロバイダー3社と83回の打ち上げに関する契約を結び、この分野では過去最大の調達契約を結びました。Amazonはこの取り組みに100億ドル以上を投じているものの、ライバルのSpaceXの後塵を拝しているのが現状です。

イーロン・マスクのスペースXはすでに4,000基以上の衛星を運用し、150万人以上のアクティブ契約ユーザーがいると主張しています(日本を含む)。しかし、各国政府はマスク氏の公の発言やビジネス上の絡みについて懸念を強めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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