Vodafone がスペインの Ford 生産工場に5Gスタンドアロンプライベートネットワーク導入
ネットワークのエッジで多くの情報を処理
Vodafone Spainは、バレンシアにあるFordの生産工場に5Gスタンドアロンプライベートネットワークを導入しました。
同通信事業者は、このネットワークによって自動車メーカーがAlmussafes工場やサプライヤーの生産プロセスを最適化できるようになると述べています。
発表の中でVodafoneは、Fordはコンポーネント、機能性、ソフトウェアの早期検証が可能になると述べています。
これによりVodafoneネットワークのエッジで処理される静止画像や動画を通じて情報を収集し、これにアクセスできるようになります。
Vodafoneは、5G上でRPS(無線測位システム)技術を使用することにより、低遅延技術を使用してバリューチェーン内のコンポーネントのリアルタイム監視を実施することが可能になりますと述べました。
Vodafone によりますと、電気的危険防止と組立ラインオペレーターの人間工学的改善に関する使用例が工場で実施されているとのことです。
この具体的な使用例は、KinectセンサーとVodafoneの5Gネットワークのエッジを使用しながら、オペレーターの姿勢や人間工学的な危険性を監視します。
「当社は、技術革新への思いを共有する他の6社とともに、このプロジェクトに参加できることを誇りに思います」と、Vodafone Spainのバレンシア共同体、ムルシア、バレアレス諸島担当テリトリア・ディレクターのLaura Galiánは述べています。
「このプロジェクトへの貢献は、スペインにおけるプライベート5G SAネットワークのリーディングプロバイダーとしての地位を確立するという戦略に合致しています」
Vodafoneによりますと、プロジェクトはすでに最終段階に入り、2024年6月に完了する予定だということです。
5Gスタンドアロン(5G SA)は旧世代のモバイルに依存せず、5Gコアネットワークのみを使用するのに対し、5Gノンスタンドアロンは4Gコアに接続されます。
Vodafoneは昨年7月、英国で5Gネットワークを開始し、同国初の通信事業者となりました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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