
DCD マガジン60号 Quantum of Promise
量子コンピューターを動かすためのチップの開発
量子コンピューティングは、常にあと数年先の技術と言われ続け、実用化の直前という状態にある技術です。
しかし、研究機関や政府向けにシステムが出荷され始めることで、量子コンピューターの実用化は少しずつ現実味を帯びてきました。まだ世の中に普及する準備が整ったわけではありませんが、世界が量子コンピューターの普及に備えるべき時が来ているのです。
現在発売中の、DCDマガジン第60号では、量子チップの設計と製造の現状を取り上げています。業界はいま岐路に立っており、超伝導の世界向けにゼロから設計した、まったく新しいチップ設計アプローチを推進する人々がいる一方、それは不要でコストがかかり、運用も難しいとする考え方もあります。
その代わりに、これまで伝統的なCMOSハードウェアに何十億ドルも投じてきた蓄積を活かし、このシリコンを量子の領域に導入する方法を模索すべきだという意見もあります。特集記事では、この分野の主要プレイヤーに、今後の展望について話を聞いています。
また、DCDマガジン第60号では、ワイオミング州知事のMark Gordonにインタビューし、同州がハイパースケーラーを誘致する計画について語ってもらいました。ワイオミング州は、現時点で主要なデータセンター市場ではありませんが、広大な土地と豊富なエネルギー資源を持ち、データセンター事業者にとって魅力的な場所となる可能性があります。
さらに、デジタルインフラの構築に目を向けているもう一つの州がペンシルベニア州であり、ここ数か月、業界の大きな関心を集めています。米国のいわゆる「ラストベルト」に属する同州で、データセンター投資を通じて活性化させている企業のいくつかを紹介します。
一方、フィンランドは北欧諸国の中でデータセンター事業者を受け入れる最新の国となり、いくつかの大型計画が実現すれば、ノルウェーと並び、この地域最大の市場となる可能性があります。
さらに、AWSがデータセンターをどのように接続しているか、ロンドンの地下鉄で5Gが地下に導入される様子、竜巻に耐えられるデータセンター、サステナブルなセメント、そして「Cooling Supplement(冷却特集)」についてもご紹介します。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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