水中研究ラボ「Proteus」、2026年の展開に向け認可取得、データセンターも実装へ
水中研究ラボ「Proteus」が展開に向けての大きな一歩を踏み出しました。
今週、Proteus Ocean Groupは、米国海洋大気庁(NOAA)と2026年の展開と共同研究の実施に同意する契約を締結したと発表しました。
水中ラボは2,000平方フィート(185平方メートル)の広さを持ち、データセンター、アクアノート(海中の施設に住んで研究する人)用個室スイート、水中スタジオ、ウェット&ドライ・ラボなどを備え、風力、太陽光、そして海氷温度差発電技術により電力が供給される予定です。
なお、敷地内に配置されるデータセンターに関する情報は公開されていません。DCDはより詳細な情報を得るため、Proteus Ocean Groupに現在問い合わせを行っています。
Proteus Ocean Groupのチーフ海洋探検家であり、Jacques Cousteau氏の孫でもあるFabien Cousteau氏は、次のように述べています。「気候難民、スーパーサンゴ、救命薬、気候現象と結びついた微小環境データ、その他多くのことに関し、我々ができる発見は、本当に画期的なものになるでしょう」
Proteus Oceanic GroupとNOAAは、海洋研究のミッションにおいて、共同探査、人材交流、運営方法の共有を行います。
施設は2階建ての円形構造で、水中温室やNASAの宇宙ステーションのような科学研究のライブストリーム用ビデオ制作施設も設置される予定です。
2年前に計画が発表されたこの研究所は、カリブ海に浮かぶキュラソー島の水深約60フィート(約18m)の海底に設置され、最大12人の科学者やイノベーターが滞在する予定です。
Proteusは、1986年にフロリダ沖に配備された400平方フィートの実験室Aquariusをより大きく、より現代的にしたものとして設計されています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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