
CMEデータセンター停止、人為的ミスが原因
冷却塔の排水作業で手順未遵守
報道によると、11月下旬にCME Groupが経験したデータセンターの停止は、人為的なミスが原因とされています。
広報担当者がBloombergに語ったところによると、CyrusOneが運営するCH1データセンターの現地スタッフと請負業者が、気温が氷点下の気温が近づく前に冷却塔の水を抜く際の標準手順を守らなかったとのことです。
これが、以前DCDが報じた、「複数の冷却ユニットに影響を与えるチラー施設の故障」を引き起こしました。
障害は11月28日に約11時間続き、トレーダーが複数の商品・株式先物価格にアクセスできませんでした。
障害発生後、CyrusOneは「冷却システムに追加の冗長性を導入した」と発表しました。
CME Group(旧称:Chicago Mercantile Exchange Holdings)は、世界最大級の取引所運営会社の一つであり、金利、株式、金属、エネルギー、暗号資産、農産物など幅広いベンチマーク商品を提供しています。
イリノイ州オーロラにあるCH1データセンターは、当初CME自身が運営していましたが、2016年に1億3000万ドルでCyrusOneに売却され、15年間のセール・・リースバック契約が結ばれました。その後、相次ぐ拡張工事を経て、45万平方フィート(41,806平方メートル)のキャンパスは、現在3つのデータセンターで構成され、109MWのIT容量を提供しています。
CyrusOneは、プライベート・エクイティ企業のKKR & Co.とGlobal Infrastructure Partnersが共同所有しており、世界で55のデータセンターを運営しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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