Equinix、仏、独、伊、スペインのDCへの入館制限を実施
新型コロナのロックダウンがデータセンターでも
エクイニクスは、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の施設への侵入リスクを最小限に抑えるために、ヨーロッパ4か国のデータセンターへのアクセスに関する大幅な制限を設けると発表しました。
本日3月23日から、「追って通知があるまで」、訪問者、顧客、顧客の請負業者、そしてエクイニクスの協力ベンダーは、フランス、ドイツ、イタリア、スペインのIBX施設への入館はできなくなります。 アジア太平洋地域を除くすべてのエクイニクス・データセンターへの入館は、3月25日から完全予約制となります。
リスクを減らす
「この判断は、データセンター内での影響のリスクを最小限に抑えつつ、顧客に代わりサービスを運用し維持する能力を最大限に高めるという弊社の事業継続計画に従い決定された。」と、エクイニクスは声明を発表しました。
「現在の状況は流動的であり、アクセスの制限を実施するIBXロケーションのリストは変更される可能性がある。」
EMEAおよび南北アメリカ地域のすべてのエクイニクス・データセンターでは、引き続きスマートハンズ、トラブルチケット、クロスコネクト、およびインバウンド/アウトバウンドのサービス提供は継続されますが、同社は顧客に対し、リクエストについては重要な業務のみに制限するよう求めています。
通常ではサイトへの顧客の入館が伴うビジネスクリティカルなリクエストについては、エクイニクスは案件ごとにスマートハンズ・サービスの「手数料免除を検討」します。
エクイニクスは、すべての作業申請については完了させたいとしているが、標準的な対応時間の前倒しについては一時的に停止され、顧客が送信したチケットは個々に対応がなされる予定のようです。
いかなる施設においても、発熱など風邪やインフルエンザのような症状がある人、または過去14日間以内に新型コロナウイルスの感染が判明した人は、会社から許可があるまで施設に入ることはできません。
新型コロナウイルス感染者が多数の地域では、全てのデータセンターへの入館者は、非接触型赤外線温度計を使ったセキュリティスタッフによる体温計測を受ける必要があります。体温が37.3℃を超える人は入場できません。
新型コロナウイルスの感染者がデータセンターに侵入した場合、エクイニクスはデータセンターへのアクセスを一時的に停止し、サイトを完全に除菌します。そして施設はリモートで管理され、エクイニクスは次のように述べています。「IBXの除菌後も、シームレスに業務を継続し、影響を受ける可能性のある従業員を隔離し、保護する対策を講じることが目標です。」
エクイニクスによると、除菌作業は、各サイトの契約ベンダーか専門業者が実施し、政府またはその他の関連規制当局の指示に従うとしています。 「清掃スタッフには警備員が付き添い、エリアが確認された症例対象にさらされていない限り、テナント顧客エリアにはアクセスしない。顧客がオフィススペースとしてフレックススペースを使用している場合、エクイニクスは顧客のフレックススペースに入って除菌を行う。すべて徹底的かつ迅速な除菌・洗浄プロセスを確保するための努力がなされます。」
「また、エクイニクスはすべての各地方自治体の規制および公衆衛生ガイダンスを引き続き遵守し、必要に応じてサイトへのアクセスを一時停止する。もしこれが発生した場合、エクイニクスは運用の継続を維持するためにスタッフを現場に常駐させる準備をしている。エクイニクスはまた、この流動的な状況の中、フランス、ドイツ、イタリア、スペインでのアクセス制限を引き上げ、従業員と顧客の健康と安全、およびサイトの継続的な運用を維持する準備も整えている。」
Data Center Dynamics
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