シンガポール国立スーパーコンピューティングセンターがAMD Epyc 7003シリーズプロセッサを採用

AMDのHPC市場シェア侵食は続く

National Supercomputing Centre Singapore(NSCC:シンガポール国立スーパーコンピューティングセンター)は、新スーパーコンピュータにAMD Epyc 7003プロセッサを採用します。

HPE Cray EXシステムでは、Epyc 7763プロセッサと75F3プロセッサの組み合わせが採用されます。今年初め、NSCCはこのシステムに52個のNvidia A100 GPU についても採用すると発表していました。

2022年の稼働開始が予定されているこのスーパーコンピュータは、理論上のピーク時で10ペタフロップスの性能を発揮することが期待されています。

「AMD Epycプロセッサは、世界にインパクトを与える HPC 研究における主要な選択肢であり、それがシンガポールで最もパワフルなスーパーコンピュータに採用された理由である」と、Epyc製品管理部門のコーポレート・バイスプレジデントのラム・ペディボトラ氏は述べています。

「今後HPEとシンガポール国立スーパーコンピューティングセンターと協力し、医学、疾病、気候、工学などの分野での科学的な発見を支援していけることを嬉しく思う」

このシステムは、熱帯気候の変動や変化、シンガポールや東南アジア地域に影響を与える気象システムの研究のほか、都市の持続可能性に向けての環境モデリング、低炭素・循環型経済のためのマテリアルデザイン、ヘルスケア、そして量子コンピューティングの研究などに活用される予定です。

Data Center Dynamics

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