NvidiaがMellanox AIプラットフォームを発表
データセンターのレジリエンス力を強化する
Nvidiaは、 AIを活用しInfiniBandデータセンターのダウンタイムを最小限に抑える2つの新システム UFM Cyber-AIおよびUFM Telemetryプラットフォームを発表しました。
新プラットフォーム
最新の追加機能は AI を適用して、リアルタイムと過去のテレメトリやワークロードデータを利用し、データセンターの運用やネットワークのワークロードを学習します。
UFM Cyber-AIは人工知能を使い、データセンター内のシステムの状態やネットワークの変更を追跡し、パフォーマンスの低下を検出します。
UFM Telemetry は、リアルタイムのネットワークテレメトリデータをキャプチャし、そのデータをオンプレミス、あるいはクラウド上のデータベースにストリーミングし、ネットワークパフォーマンスを監視し、ネットワーク構成を検証できる「スマート」サーバです。
製品パンフレットによると、「このプラットフォームはデータセンターの「ハートビート」、動作モード、条件、使用状況、およびワークロードネットワークシグネチャを学習する。」とあります。
「また、テレメトリ情報の拡張データベースを構築し、イベント間の相関関係を発見する。時間の経過に伴うパフォーマンスの低下、使用状況、プロファイルの変化を検出し、システムやアプリケーションの異常な動作、および潜在的なシステム障害のアラートを通知する。また、是正措置を実行することもできる。」
NvidiaのMellanox上級マーケティングVPであるGilad Shainer氏は、Cyber-AIは「システム管理者が潜在的なセキュリティ脅威を迅速に検出し対応できるようにし、そして将来起こり得る障害に対処し、コストを削減し、顧客への一貫したサービスを保証できるようになる。」と述べています。
Nvidia は4月にMellanoxを約70億ドルで買収しました。
買収については1か月以上前に発表されていましたが、最終的に規制当局の承認を中国政府から受け、完了に至りました。
NvidiaのCEOであるJensen Huang氏は、CNBCのJim Cramer氏に対し、 「これはホームラン契約だ。私はこれをずっと夢見てきた。」 と語っていました。
GPUメーカーのNvidiaは、Intel、Microsoft、ザイリンクスなどの競合他社に打ち勝ち、Mellanoxを買収しました。同社のイーサネットおよびInfiniBand機器は、世界のTop500のスーパーコンピュータの半数以上で使用されています。
Data Center Dynamics
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