マイクロソフトとオラクルがGPU不足の中、AIサーバーの共有化を検討

オラクルとマイクロソフトは最近、大規模な人工知能クラウドの顧客向けに、容量が足りなくなった場合に両社が互いにサーバーをレンタルする契約について話し合っています。

The Informationによると、ハイエンドGPUを使ったサーバー不足への対応を目的としたこの取引について、決定はされていないとのことです。

両社は2019年に、顧客が両クラウドにまたがってコンピューティングジョブを実行できるようにするための提携を発表しており、データセンター間に直接接続するファイバーリンクを構築する必要がありました。

その既存のインフラを利用して、GPUサーバーの容量を共有することができると、この問題に詳しい人物はThe Informationに語っています。

同誌は以前マイクロソフトが、顧客がコンピュートへのアクセスを確保するために、一部の社内チームに対してAIサーバーへのアクセスを制限していることを報じています。

OpenAIはそのうちの1社です。マイクロソフトはChatGPTとDall-Eの開発者に数十億ドルを投資し、その見返りとしてAzureクラウド上でサービスを提供するための独占ライセンスを獲得しています。

リソースの共有に関する議論に加え、オラクルはOpenAIのソフトウェアを、Microsoft 365のProductivityスイートの再販と同様に、オラクルの顧客に再販できないかと要請しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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