Rambus、業界初の Gen4 DDR5 RCD でデータセンター向けサーバのパフォーマンスを向上

データの高速化と安全性を実現する最先端チップおよびシリコン IP を手掛けるRambus(以下、ラムバス)は、最先端の Gen4 DDR5 レジスタリングクロックドライバ(RCD)を発表し、2023 年第 4 四半期に大手 DDR5 メモリモジュール(RDIMM)メーカーへのサンプル出荷を開始しました。ラムバスGen4 RCDは、データ転送速度が7200MT/秒に向上し、性能の新たなベンチマークを設定するとともに、現在の4800MT/秒DDR5モジュールソリューションと比較してメモリ帯域幅が50%向上しました。これは生成AIや その他の最先端データセンター・ワークロードの需要に対応するため、サーバのメインメモリ性能の急速な向上をサポートします。

「サーバ性能を実現する上でメモリは不可欠であり、より広いメモリ帯域幅に対するニーズは、生成AIのような要求の厳しいワークロードが牽引する形で急速に高まり続けている」とラムバスの最高執行責任者(COO)であるSean Fan氏は述べています。「ラムバスGen4 DDR5 RCDは、当社の顧客の現在および今後計画中のサーバプラットフォームをサポートするために、市場のニーズに先駆けて先端製品を提供するという当社のコミットメントを示す最新の実例です」

「AIの驚異的な技術革新スピードに牽引される先進的なワークロードは、データセンター向け新サーバ・プラットフォームのロードマップを加速させている」と、IDCのコンピューティング・セミコンダクター担当バイスプレジデントであるShane Rau氏は述べています。「DDR5 RCDは、AIサーバのRDIMMに要求される性能、電力、シグナルインテグリティをサポートするために不可欠です」

RCDSPD(Serial Presence Detect)ハブ、温度センサを含むラムバスのDDR5メモリ・インターフェイス・チップは、最先端サーバの新たなレベルの性能を実現する上で重要です。30年以上にわたる高性能メモリの実績を持つラムバスは、シグナル・インテグリティ(SI)/パワー・インテグリティ(PI)に関する専門知識で知られています。この専門知識は、データセンター向けサーバのRDIMMに優れた性能と信頼性を提供するDDR5メモリ・インターフェイス・チップの実現に役立っています。

Digital Infra Network( Shatabdi Mazumdar 記者)より抄訳・転載

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