Metaがデータセンター効率を向上させるカスタムチップ開発

FacebookやInstagramを統括するMeta Platformsは、同社のデータセンターの効率を向上させるためのカスタムチップFamilyを開発していることを発表しました。

報道によると、このチップは人工知能(AI)のワークロードに特化して設計され、MetaがAIを搭載した製品やサービスの性能を向上させるのに役立つといわれています。

同社はまた、データセンターを再設計する今後の計画について、AIに焦点を当てた高度なネットワークと冷却システムの実装を強調しました。

データセンターへのAI導入の費用対効果、特に生成系AI(genAI)に関しては、議論が巻き起こっています。genAIの導入により、データセンターのサーバーインフラと運用費の両方が大幅に増加することが予想されます。

Tirias Researchの最近の予測では、2028年までにこれらのコストは760億ドルを超え、genAIを取り入れたサービスのビジネスモデルと収益性に挑戦することになると推定しています。この予測には、ハードウェアの演算性能の4倍という積極的な向上が盛り込まれていますが、推論アルゴリズムとその効率に関する技術革新が急速に進んでいるにもかかわらず、この向上は処理ワークロードの50倍という増加によって相殺されると、報告書は付け加えています。

アジア太平洋地域のデータセンター業界は、コスト管理戦略に重点を置き続けているため、活況を呈しています。Research and Markets社の最新レポートによると、アジア太平洋地域のデータセンター市場は2028年に535億8000万米ドルに達し、2023年から2028年までの年平均成長率は12%で拡大するとされています。この成長の背景には、データセンター運用の需要急増と投資の急増があります。



W.Media ( Shenton Gomez記者)より抄訳・転載



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