AIブームの中、Nvidiaの評価額が1兆ドルに迫る

AIブームの中、好業績を報告したNvidiaの市場評価額は25%上昇し、9400億ドル超となりました。

同社は、第2四半期の収益を110億ドル(プラスマイナス2%)とし、アナリスト予想の71億7000万ドルを大きく上回ったとしました。

NvidiaのCEOであるJensen Huang氏は、「コンピュータ業界は、アクセラレーション・コンピューティングとジェネレーティブAI(=生成AI)という2つの転換期を同時に迎えている」と述べています。

「企業が生成AIをあらゆる製品、サービス、ビジネスプロセスに適用しようと競争する中で、1兆ドルの導入済みグローバルデータセンターインフラが汎用コンピューティングからアクセラレーテッドコンピューティングに移行していくだろう」

同社の株価は、2023年の間にすでに2倍以上になっており、2年間の安値から235%上昇しています。

暗号通貨が冷え込み、サプライチェーンの苦境に供給過剰が続く中、昨年は3四半期連続の減収となりました。その後、ChatGPTやその他の生成AIアプリケーションが登場したのです。

他のGPUメーカーやAIチップ設計会社が存在する中、NvidiaはAIコンピュート市場を掌握し、同社の最もパワフルなチップの新たな供給制限をもたらしました。

このブームを背景に業績や 投資家の投資意欲は急上昇しているが、この分野がどの程度の規模に成長するのかについては、まだ明確になっていません。

Nvidia CFOのColette KressはMarketWatch に対し、「AIの転換点はここだ 」と語っています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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