GoogleがフィリピンでAIスタートアップのための取り組みを開始

Googleはフィリピンで、テクノロジー系新興企業の成長を支援するプログラムを導入しました。Google for AI Startups Cloud programと呼ばれるこのプログラムは、対象となる企業に対し、Googleのクラウドコンピューティングプラットフォームを利用した最大2,000万パタカ(約35万米ドル)のクレジットを提供するものです。

Google Philippinesの公共政策政府関係責任者であるYves Gonzales氏は、このプログラムを発表し、リソースが限られていることや失敗のリスクが高いことなど、AIスタートアップが初期段階で直面する課題を強調しました。同氏は、これらのビジネスが通常直面するハードルや、支援の重要性を訴えました。

このプログラムは、資金不足のプレシードスタートアップと、シードからシリーズAまでのエクイティ資金を持つスタートアップを対象としています。合格者は2年間で最大2,000万パタカのクラウドクレジットを受け取れるだけでなく、トレーニングやAIの専門家、ネットワーキングの機会にもアクセスすることができます。

Googleはまた、費用対効果の高いAIインフラを活用することで、高度な生成AI技術の利点を享受しながら、企業のコスト削減に貢献できると指摘しました。

Googleは、AI技術を発展させるために、非営利団体、研究者、各分野の専門家と協力する取り組みを発表しています。

同社は7月、韓国の科学情報通信省と協力し、人工知能開発者養成プログラムの運営と共同研究を実施しました。同省は、研究開発を強化することで、韓国のAI産業の拡大とグローバル化を目指すとしています。

韓国政府はGoogleと協力し、IT分野の開発者や大学生を対象としたAI開発者育成プログラムの運営も検討しています。

W.Media (Hazel Moises記者)より抄訳・転載

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