TSMC、干ばつが拡大する中、チップ生産継続の為トラックで水を注文
台湾のチップメーカーは、長期にわたる干ばつが続く中、供給が制限されている大量の水を購入しています。
世界最大のチップメーカーであるTSMCは、主要な貯水池の水位が20%を下回る中、現在トラックで水を購入している企業の1社です。
チップ供給はすでに厳しく制限されている
「私たちは将来の水需要に対する準備をしている」とTSMCはロイターに対し語り、この動きを「圧力テスト」と呼んだ。
現在、台湾政府は中南部の都市の工場への給水をさらに制限しようとしています。
台湾経済相のWang Mei-hua氏は火曜日に、「最悪の事態を想定している」と述べていました。「企業が水の使用量を7%から11%削減することを期待している」
Vanguard International Semiconductor CorporationとUnited Microelectronics Corpもトラック給水を注文しました。いずれの企業も生産上の問題は発生していません。
今後数ヶ月はわずかな降雨量が予想される中、Taiwan Water Corporationは今週、島は「最も厳しい時期」に入ったと述べていました。
この潜在的な製造上の懸念は、全世界が深刻な半導体不足に悩まされているタイミングで発生しました。自動車メーカーは半導体供給不足のため工場を待機状態にすることを余儀なくされている一方、例えばソニーPS5など多くの製品は需要を満たせず苦労しています。
更に米国テキサス州で今月発生した大寒波はこの問題をさらに悪化させ、停電が発生したことで半導体製造工場が停止しました。
今週、ジョー・バイデン大統領は、この半導体危機に対しサプライチェーンの100日以内の見直しを求める大統領令に署名し、370億ドルの財源確保を目指す考えを示しました。
Data Center Dynamics
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