あつ森でデータセンターを学ぶ【特集】
ミートミールーム
ミートミールーム(MMR: meet me room )とは、 各通信キャリアから引き込まれた光ファイバケーブルなどが集約されている部屋です。
各通信キャリアと顧客のテナントスペース間、あるいは各通信キャリア間の回線の相互接続を提供します。
(Entrance room, エントランスルームということもあります。)
ミートミールームにはパッチパネルと呼ばれる物理配線を中継する部材がパッチフレームに数多く設置されています。パッチパネルの各ポートの背面側はその対抗側となるパッチパネルポートの背面とあらかじめ繋がれており、前面側のポート同士をケーブルで繋ぎ、中継します。
ミートミールームから、各サーバールームのMDA(Main Distribution Area)への回線は、パッチパネルを介して配線されています。
NOC(ネットワークオペレーションセンター)
NOC(ネットワークオペレーションセンター)では、常時監視スタッフが24時間365日、通信ネットワークのパフォーマンスや健全性を集中監視・運用を行っています。
似たような設備として、SOC(Security Operation Center)がありますが、これは主にファイアウォール等のセキュリティ製品のログを監視・分析し、不正アクセスやマルウェア感染等をいち早く検知し、対策を検討・実施する役割を担っています。
また、BMS(ビルマネジメントシステム)という、ビル建物内の資産管理、テナントサービス、設備機器メンテナンスなどの運営管理業務を管理するシステムもあります。
【参考】データセンターインフラ管理システム とは
UPS室
データセンターは既に社会インフラの一部であり、24時間365日連続して運用が行われなければなりません。もし停電が発生して、送電線からの電力供給が失われた場合、データセンターに備え付けの発電機が起動し、自家発電で稼働を継続します。しかし発電機の起動までには数分間程度かかってしまいます。
そこで、発電機起動までの数分間の中継ぎとして、データセンターの運用を継続するために用意されている設備が UPS (Uninterruptible Power Supply)と呼ばれる無停電電源装置です。
しかし、万が一の停電の際にUPS自体が故障してしまい、動作しないと意味がありません。そこで一般的にデータセンターのUPSでは二重化などの冗長構成が取られています。
データセンターではイメージ図のように大型のUPSがUPS室に一か所に集められて管理されています。
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