マイクロソフトがオスミウム第3施設のサイト承認を取得
マイクロソフト米国最大のデータセンターはアイオワで拡張を続ける
マイクロソフトは、アイオワ州デモインにあるOsmium(オスミウム) データセンター の3棟目の施設の計画承認を取得しました。
ウェストデモイン市議会と計画・ゾーニング委員会は、12月に241,000平方フィート(22,400平方メートル)の施設を許可しました。これは、ウェストデモインの南に位置するサイトで計画されている全5棟の施設のうちの3棟目です。市当局は、新施設の建設は今年の春までに開始されるだろうと述べています。
2016年に発表され、Azureクラウドサービスを支えるために構築が進められているこの施設は、完成時には170万平方フィート(158,000平方メートル)以上の敷地面積まで拡張され、レドモンドを拠点とする同社として米国内で最大規模のデータセンターとなる予定です。このプロジェクトにマイクロソフトが投じた総投資額は、15億ドルから20億ドル程度になると予想されています。
マイクロソフトはデモインのデータセンターに多額の投資を行っている
Osmium施設の建設工事は、地元の公益事業者デモイン・ウォーター・ワークスと近隣の3つの郡との間で、水道からの硝酸塩レベル上昇の問題に関する訴訟に直面し、2017年に延期されていました。
訴訟の後、アイオワ州議会は、水処理施設の管理をデモイン水道局から地方自治体に移し、2018年の夏まですべての水道事業の計画、設計を中断するとし、新データセンターに必要な水道インフラの建設は停止されました。
2019年に入り、デモイン・ウォーター・ワークスはセントラル・アイオワ・ウォーター・ワークスに姿を変え始めました。これにはいくつかの公益事業が含まれます。その組織構造は依然変化していますが、ようやくマイクロソフトのデータセンターの建設作業は最下位が認められたようです。
Osmiumは、マイクロソフトがデモインとその周辺に保有または建設中の3施設のうちの1棟です。同社は、Project Ginger EastとProject Ginger Westとして知られる更なる2棟の建設を計画しています。Ginger Westはウェストデモインの西に位置し、一方Ginger Eastは、マイクロソフトの既存Alluvionデータセンターの近隣、市の南側に位置します。
どちらの施設も約180万平方フィート(167,000平方メートル)規模であり、約10億ドル相当の投資が必要とされています。市当局は、新施設は2021年秋に着工し、2022年に完成が予定されていると伝えています。
Data Center Dynamics
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