Digital Realty とBrookfield、インドにデータセンター開発のための合弁企業設立
新会社の社名はBAM Digital Reality
Digital RealityとBrookfield Infrastructure社は、インドにデータセンターを建設・運営する合弁会社を設立しました。新会社は 「BAM Digital Realty」というブランド名で両社の比率は50:50です。
データセンターの数や規模は明らかにされていませんが、BAM Digital Realtyは「インドの複数の大都市」で土地を取得する予定だと報じられています。インドで開発される施設は、Digital Realityのデータセンターの設計・運用プロセスと、同社のPDx(Pervasive Data Center Architecture)アプローチを利用します。
Digital RealityのCEOウィリアム・スタインは次のように述べています。「インドは急速に発展しているデータセンター市場で明るい将来が期待されます。経済発展のためのテクノロジーの役割を認識している人々の間で、デジタルビジネスモデルの採用が加速しています。Brookfieldとのパートナーシップを成功させ、インドのデータセンター市場に共に参入し、デジタルトランスフォーメーションの機会を拡大していきたいと思います。」
両社は共にラテンアメリカのデータセンター企業Ascenty(アセンティ)を所有しており、ブラジル、チリ、メキシコで稼働または開発中の30施設で250MW以上の容量を有しています。
Brookfield InfrastructureのMD兼インド中東部門長のアルピット・アグラワルは、「今回のジョイントベンチャーを通じて、Digital Realityとのパートナーシップとインドにおける当社のプレゼンス両方を大きく拡大できることを嬉しく思います。
「高品質で都市横断型の、インドに特化したデータセンタープラットフォームの開発を通じて、BAM Digital Realtyはインドにおける大規模かつ増加を続けるデータ需要に対応する重要な役割を果たし、顧客に差別化されたソリューションを提供することができると確信しています」と述べています。
2021年には、多くのデータセンター企業や投資企業がインドに大規模参入しています。たとえばCapitaLand、NTT、STT GDC、Iron Mountain、EdgeConneX、PDG、Hiranandani Group、Reliance Jioなどが、今年インドでのハイパースケール施設に関する発表を行っています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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