Rapid.Space Cloud、Nexediと提携して日本ゾーンを開設
Rapid.Spaceは、 Nexedi株式会社とのパートナーシップにより、 日本初の拠点でとしてクラウドゾーンを開設しました。
Nexedi社は、ヨーロッパ最大のオープンソースソフトウェア(OSS)ベンダーでERP5の開発者でもあり、中国を含む世界中に200以上の拠点を持っています。
Rapid.Spaceは、オープン性・透明性・可逆性を重視した国際的クラウドインフラストラクチャ構築のために、NexediとAmarisoftが共同で設立したハイパーオープンクラウドプロバイダーです。
同社は新たに設立された日本ゾーンを通じて、主力製品である仮想マシン「VPS」(256GB RAM、20コアで月額195ユーロ)や「VPSBrute」(1TB RAM、64コアで月額495ユーロ)のほか、グローバルCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)やSDN(ソフトウェアデファインドネットワーキング)によるWEBの高速化などを提供します。
Rapid.Spaceは高い処理能力を必要とする日本の顧客や、信頼性の高い安全な方法で世界中のコンテンツを利用したいと考えている顧客をターゲットにしています。
Rapid.SpaceのCEOジーン・ポール・スメッツは次のように述べています。 「Rapid.Spaceのクラウドが日本に進出したことで、我々のグローバルなインフラが拡大することを大変誇りに思います。日本は最も革新的で技術的に進んだ経済国のひとつですが、同時にクラウドのインフラコストが非常に高い国でもあります。日本では、Rapid.Spaceのハイパフォーマンス、ハイパーオープンな仮想マシン、グローバルCDNやSDNへのアクセスでニッチ市場を開拓し、さらに日本中に拠点を増やしていきたいと考えています。」
同社は日本でのサービス開始に伴い、ネットワークに接続する拠点や経路を増やすことで、グローバルメッシュを拡大しています。このネットワークは、レイテンシやスループットに基づいてリアルタイムにトラフィックの転送を最適化します。
またオープンソースソフトウェアへの貢献と同様に、他のプロバイダーが参加できるこのようなハイパーオープンクラウドを構築することで、独立したオープンなアーキテクチャ上で小さな「クラウド」を組み合わせることにより、最終的には既存のプロバイダーに匹敵するグローバルネットワークとクラウドインフラを構築したいと考えています。
欧州企業であるRapid.Space社は、ハイパーオープンアーキテクチャ(オープンソースソフトウェア、オープンハードウェア、透過的でオープンなサービス)のメリットを、技術的に最も進んだ経済圏の一つにもたらしたいと考えています。
他の市場と同様に現地のプロバイダーは、Rapid.Spaceのハードウェアを取得したり、 Rapid.Spaceのハンドブックに記載されているすべての手順 どおりに互換性のあるマシンをネットワークで利用できるようにすることで、Rapid.Spaceのグローバルクラウドに参加し、成長させることができます。
SimpleRANイニシアティブの共同設立者であり、OCP(オープンコンピュートプロジェクト)、Euclidia、Gaia-X、EANGTIのメンバーでもあるRapid.Spaceは、オープンソースソフトウェア、オープンハードウェア、オープンサービスで構成されるハイパーオープンアーキテクチャを提唱し、次世代クラウドコンピューティングインフラ開発の最前線に立つことを目指しています。
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